第五回:子どもと楽しむ、秋冬のしつらい
こんにちは、FU-KOこと美濃羽まゆみです。
11月も終わりに近づき、木々の葉も色づいてきましたね。
庭のつわぶきも花を開き、山茶花のつぼみもふくらみはじめました。
人がどんなに慌しくしていても、季節は忘れることなく移ろっていきます。
忍び寄る寒さに、我が家もあわてて敷物を替え、夏の間風通しのために外していた障子をつけて、冬支度。
寒いのは苦手だけど、その分冬ならではの楽しみもありますね。
今日は我が家の、秋冬の季節のしつらいについて、すこしお話させてください。
小さなお子さんをお持ちの方ならきっとこの季節、こんな宝物が持ち帰られることでしょう。
お散歩や、野山を歩いているとみつかるどんぐり、木の実、変わった形の枝など。
つやつやと、夏の日差しをあびて豊かに育ったふくよかな実り。
わたしも、足元に見つけると、持ち帰らずにはおられないのは、大人になった今も同じです。
小さいころ、ゴミ袋一杯に紅葉を持って帰り、「今日のお布団にする!」
そのころ見ていたハイジの影響でしょうね(笑)
案の定、きれい好きだった母に全部捨てられましたが・・・
その頃の苦い思い出が後をひいているのかは分かりませんが(笑)
これも子供との思い出として取っておきたくて、秋冬のインテリアとして楽しむことに。
一番簡単なのが、保存ビンを使ったしつらい。
どんぐりなどは虫が住み着いていることがあるので、あらかじめ電子レンジで加熱しておきます。(ちょっと可哀想ですが・・・)
あとは気に入った瓶につめていくだけ。
ビーチコーミングしたときの貝殻や小石も混ぜると、地層のように重なり合ってきれい。
毎日見る場所に置いておくと、目に入るたびに思い出がよみがえり、いいものです。
ススキでできたほうきは、7歳になる娘が4歳ごろ、公園で一生懸命作っていたもの。ほわほわとした姿が愛らしくて、一緒に飾っています。
これも娘が年長さんのとき遠足で作ってきたものだったかな。
「おだんご」らしい(笑)
サンキライのひなびた実は、素朴な花瓶に挿しておくだけで絵になります。
ストローオーナメントを飾ってツリーのようにした小枝は、家族で植物園に出かけたときのもの。
苦労して持ってかえってきたなあ。
これも冬の植物園で。拾ったときの冷たい空気や、キラキラした霜の色まで思い出せます。
図鑑でこれかな?って親子で額をくっつけあい名前を調べるのも、またたのしい。
いつも拾ってばかりでもないですよ~(笑)お気に入りの花屋さんでいただいてきた植物も。
白い花のようなものは、なんきんはぜの実。
ぱっくり開いた大きな実のようなものは、ブッダナッツという植物だそう。
見るたび、自然の造形にはかなわないなあ、と思うのです。
また、お祝いでいただいたブーケなど。
その中で、ドライフラワーになりそうなものを取っておき、飾って楽しんでいます。
一番手軽にできるのがあじさい。
花瓶に挿しっぱなしでからからになるのを待ちます。
時間が経って錆びたような色合いになるのもまたいいもの。
私の経験ではどうも、常緑樹(冬に葉っぱが落ちない樹)の大体の枝物は、ドライフラワーで楽しめるみたい。
ユーカリなんかはドライにすると香油成分が漂い、空気をさわやかにしてくれます。
花は、ツバキ類や菊、トルコ桔梗など、時間が経つとばらばらと散ってしまう花以外はドライにできます。お試しになってくださいね。
最後に番外編♪
これも実のひとつ、落花生。
コーヒーのおつまみですが、WECKのデコシェイプ瓶に入れて置いておくと、まるでオブジェみたい?!
実用性も兼ねてます(笑)
こんな我が家に住んでいる影響をうけてか、ゴンも遊びに出掛けては、何かしら持って帰ってくるので、
この季節、机の上は常に謎の実や石ころがいっぱいですが・・・(笑)
こうやって植物たちを楽しんでいる私たち家族にとっては、冬の野山や公園は、宝物でいっぱい。
寒い季節のお出かけも、ちょっと楽しみになります。