常備おでん始めました

みなさまこんにちは
pediくまの上田です

いよいよ秋も深まり紅葉が楽しみな今日この頃
日に日に寒さも増していきますね

そんなとき、我が家に登場する大きなお鍋があるのですが、
その正体はおでん鍋

これは帰省先で知った北九州小倉のチェーン店「資さんうどん」の影響なのかもしれませんが
そのお店はうどんはともかく、年がら年中24時間できたてのおでんが置いてあるのが魅力なんです

家でもいつでもつまめるおでんがあったら、、、
寒い季節も何だかほのぼのあったかくていいやんかーと思ったのがきっかけでした

始めてみると、夜ごはんだけではなくて
オットのおつまみやこどもの朝ごはん、学校のあとの小腹対策、たまのお弁当にと、
フルに使い回せて大活躍のおでんなのです

おでん鍋を選ぶ際にもこだわりました
1シーズン、フルで出ずっぱりってことやしね
見て楽しく、何より家族が愛着を持てるようなものがいい、と
思い入れたっぷりにお迎えしたのがストウブの牛鍋でした

そして、いよいよ今年も
次男が書いてくれたおでん旗が上がると満を持しての
おでんの始まり

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そんな我が家のおでん仕事はどんなかというと
まずはモーモー鍋に満タンのお水とこんぶを入れて火にかけるところから開始です
たっぷりのこんぶとかつお節で出汁をとったら
半分を保存容器に移しときます
その際に使ってるこの野田琺瑯は保存容器兼鍋として火にかけられるのでとても便利
(使うまでは冷蔵庫で保存)

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(出汁をとったあとのこんぶは佃煮に)

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出汁と同時にタネの下ごしらえもします
大根の皮を剥いて面取りをしたらお米のとぎ汁で芯を残すよう下茹で
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(面取られた方はお味噌汁の具に)

牛スジは茹でこぼして水をかえながらしっかり目に下茹で

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お次はこんにゃく

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切れ目を入れて定番の三角にしたらさっと湯通し
同時に卵も10個ほど茹でます

で、このゆで卵なんですが
殻がつるんと剥けんときってほんっま憎たらしくないですか?(笑
ということで、色々試行錯誤したワタシ流のやり方をご紹介しときます

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鍋に半分くらいまで水を入れて火にかけ沸騰したら止める
そこへ冷蔵庫から出してきた卵をそーっとお玉などで鍋の中に沈めていく
(このときヒビが入ったりもするけど大丈夫)
もう一度吹きこぼれない程度の中火で10~12分茹でたら火を止める
卵が入ったままの鍋の湯をあけて水に入れ替える
そのままヤケドしないよう流水にさらしながら剥く
(または鍋の水の中で剥く)
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以上、とっても簡単にできあがり~

これで100発100中、とくればもう言う事無しやったんですけどね
成功率は、、、まぁ8割くらいかな?(笑

失敗したときはご愛嬌ということで
一度お試し下さいまし

左が10分、右が12分
とってもつるんとかわゆい茹で卵ができました

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我が家のおでんの四天王タネ、
「牛スジ(または鶏)、こんにゃく、たまご、大根」の下ごしらえができたら一段落

あとは適当にお好みのタネと一緒におでん鍋へ入れるだけ
(出汁の味付けは砂糖・塩・醤油です)

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このエリンギ、よく入れるんですが
沸騰させずにじっくりの調理はきのこの旨味もたっぷり引き出せるので
おでんにぴったりでおすすめです
(出汁の透明感にこだわる派なので色の出るきのこは入れませんけどね)

あとはひたすらグツグツ厳禁!
ゆーっくりと火を入れて味をしみこませていきます
だいたいいつもここまでが前の晩の仕事

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翌日、また引き続き沸騰させないように気をつけて加熱
食べる少し前にしっかり湯通しした練りモノと
その他モロモロを入れて火が通ったら、
初回のおでんのできあがり

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(タコはぷくっとなったらすぐに出す)

あとは四天王と出汁を継ぎ足し継ぎ足しでいけるとこまで続けていくだけ

おでんがメインの場合はテーブルにてセッティング

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この時は甥っ子たちも一緒だったので
にぎやかなおでんパーティーとなりました

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にしても見事に男ばっか

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我が家のおでんはここからカレーに展開できるくらいで(笑
薄味だと思うんですけど
初めて食べる甥っ子たちも最後はお出汁を飲みほすほど
すっかりキレイに食べてくれてました

だんご三兄弟もおでん好き

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ウチはおでんに限らず全般に薄味です

プロの料理人はお客さんの「美味しい」のために料理しますが
お母さんは家族の健康のために料理します
「料理」とひとくくりに言ってもまるで意味が違うんよね

あともうちょっと塩を(醤油を)増やしたら、
旨み調味料を使ったら、、
もっと美味しくなるのかもしれんけどって時でも
そんなことはしないです

お母さんの料理は
一に安全、二に健康、三、四がなくて五に「おいしい」だと思ってる

だから外で食べる料理と自分の料理を比べたりだとか、
プロの味を追いかける必要は無いんだとも

ちょっと味がもの足りなかったり、華やかさや驚きなど無いのかもしれんけど
だからこそお母さんの料理は毎日食べても身体を壊さないし、飽きないんやと思う
素材そのものの美味しさを根気よく教えるのも大事な食育
その毎日の繰り返しに母の思いと愛情が詰め込まれてるからこそ
「おふくろの味」は特別なものとしてこども達の心の奥の奥まで染み込んでいくんだろう

こどももおでんと一緒やな(笑

お母さんの台所仕事は命の現場
最重要任務のエリート職やと思ってる(笑

ある意味、エンゲル係数は高くていいねん(笑
一番に削るのはそこじゃない

そんなこんなの
たかがおでん、されどおでん

コンビニのおでんとは違うんよ
料亭の味には適わへんかもしれんけど
今夜も母の愛情たっぷりのおでんが
家族の帰りを待ってるのです

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おしまい。

<おまけの滋賀だより>
今回は我が家のおでんに登場してる赤いこんにゃく

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東近江(旧 近江八幡)の名物
味はいたって普通のこんにゃくですがパンチのきいたドギツイ色が自慢です

かつてはこども達の幼稚園のお弁当にも彩りを添えてくれてたわ

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滋賀のこと。わたしのこと。


◇おしらせ◇


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1971年生まれ。滋賀県在住。 3人の男の子の母。古いものと民芸品と、手織り絨毯が好き。 趣味のカメラで撮影の仕事も。 滋賀での暮らし、わんぱく3兄妹の愉快な日々を、活き活きとした写真と文章で綴るブログ「peddyのくまちゃんカメラを持って。」主宰 http://peddybear2.exblog.jp/

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