滋賀のこと。わたしのこと。
初めまして。
pediくまの上田綾子といいます。
滋賀在住の主婦で、3人の男の子とオットの5人暮らしをしています。
ひょんなことからこちらで連載をスタートさせていただくことになりました。
何てこと無くあっという間に過ぎ去る日々の暮らしを、人生を、
どうにか形に残したいなぁとカメラ片手に追いかけてる最中です。
さて、滋賀と聞いてみなさんどんなイメージが沸きますか?
すぐさま白州正子さんの「かくれ里」なんて返ってきたら
ほほ~ぅ、ですけど
圧を感じて少し身構えてしまいそう。
ワタシ的には
みうらじゅん氏が発掘、そして全国区へとのしあげた
滋賀のスーパーわらし「飛び出し坊や」くらいがありがたいかな。連載なんで(笑
ていうか
「琵琶湖」ですよね、普通は。
たしかに琵琶湖はデカい。
しかしそれ以上でもそれ以下でもない、というのがワタシの見解です。
海派のワタシにとってはそれが海じゃないことの不満の方が大きいんですよね。
でも琵琶湖に浮かぶ竹生島は一見の価値アリです。
神仏一体の聖地だったところで、
江島神社、厳島神社と並んで日本三大弁天に数えられる竹生島神社や
西国三十三所三十番札所の宝厳寺がございます。
キョーレツなパワースポットなのですよ。
そこにある国宝・舟廊下や千手観音など見所もたくさんです。
ん?
ま、こんな湖上の聖地は別格としても、
滋賀にはわざわざ山奥へ行くまでもなく街道から少し入っただけで
味わい深い古い社や寺などがたくさんあるからね~と
白州正子さんが近江は「かくれ里」だと褒めちぎってくれはったように、
また、みうらじゅん氏の「見仏記」でも紹介されてるように、
とかく滋賀は京都のおかげで陰が薄れがちではございますが
ほんとは見所満載なのでございます。
でもその辺はもう「仏像押し」なお二方にお任せしといたらいいことなので、
「はにわ押し」のワタシは自分の生活ゾーンの方のおすすめを紹介させてもらうことにしますね。
滋賀に位置するワタシの生態エリアは
近江富士との愛称で親しまれる三上山のふもとです。
正確にはふもとあたり、もしくはややふもと、です。
小さい頃からずっとこの山を見て育ってきたのでとっても愛着があります。
山裾に広がる田畑の中にはかつて献上米が作られた悠紀斎田もあるほどの米どころで
そんなお米を使って糀やお味噌を作る江戸時代からの老舗「糀屋吉右衛門」というお店がございます。
昔ながらの作り方で受け継がれてきた変わらぬ味がとっても優しくて身体に染みるのです。
中でも絶品なのが甘酒。その何ともいえないお米の自然の甘さったらもう~ほんとに滋味深く、ワタシの暮らしにかかせない故郷の味となってます。
こんな風に自分の足で美味しいモノやいいモノを探して、確かめて
あちこち回ることの楽しさに目覚めて早や幾年、
でもここへきて一番の収穫はそこでの人との出会いなんやと知る。。
観光名所、近江八幡市の八幡堀界隈に築150年の町家を改装した
尾賀商店というお店があるのですが、そこでの出会いもしかり。
クラフトスペース「咲楽」の店主翠さん
ハンコと書の「江湖庵」の江湖さん、と娘さん
皆さんほんといい表情(かお)で。
素敵なお店には素敵な人がいる法則を実感。
そしてワタシはやっぱり人を撮るのが好きなんだーと。
人とのご縁に感謝しつつたくさんの写真を撮らせてもらってます。
そこからつながるふとしたきっかけが長年の行き詰まりをポンと押し出すあるいは追い風となって思ってもない方向に好転したりと、ほんとに得るものが大きい。
昨今は少しでも人との関わりを避けて事なかれに無難に、、という風潮だけども、
やっぱり一人や一家族の限界ってあるなと40も超えると見えてくることがある。
ご近所付き合い、ママ友付き合い、職場付き合い、色んな人付き合いの中には
そら煩わしいことも多々あるんやけど、
それらを避けた暮らしはマイナスも無くプラマイゼロで平穏かもしれんけど、
人からのたすけや知恵や自分の成長といったプラスも何もない。
いいことばっかじゃなくても、めんどくさくても、
時には消耗してマイナスになったとしても、
やっぱ人と関わってなんぼなんやな~って思う今日この頃なのです。
そうそう、うっかりええ感じで〆るとこでしたが
ウチのこども達を改めてご紹介させていただきますね。
一応メインキャストです。
pediくまのリアルだんご三兄弟
上から長男りんたろう(中2)、三男おうちゃん(小2)、次男いちくん(小4)。
毎日3人がこんがらがりながら元気いっぱいやり散らかしてます。
取るに足らない毎日事で恐縮ですが、
これも一つのご縁だと思ってどうぞよろしくお願いしますね。
次回からは日々の暮らしや家族のこと
特に
手間ひまかけた繊細で丁寧な子育て術なんかを中心に紹介していこうと思います。
え?
おしまい。