産むことと食べること

こんにちは。はじめまして。ホーキンス佳世と申します。
数年間、オーストラリアとマレーシアで日本語教師をしていましたが、1年前からカナダで家族と暮らしています。
トロントから車で一時間ほどの郊外にある、湖に面した、ゆったりとした街です。

こちらのブログでは、ここカナダでの自然と共に生きる毎日の暮らしの様子や、子どもをめぐるモノやヒトのことを書いていこうと思います。

さて、去年の10月にカナダに来たときは、カナダ人の夫と、2歳の長男と、3人家族でしたが、
今年の7月に男の子の双子を出産し、突然3児の母になりました。
カナダでのお産には、当然不安がいっぱいでした。
ハイリスクの双子の妊娠だったために、長時間飛行機に乗る勇気が出ないまま、ずるずると妊娠後期に突入。
もう帰れない、こっちで産むぞ!と覚悟を決めたのはつい最近のことでした。
今は無事に2人とも産まれてくれてほっとしています。

それにしても、最後の最後で、「ここが日本だったらなぁ!」と思ったのが、産後の入院中の食事です。

朝食はシリアルとマフィン2個、チーズ、果物(またはフルーツジュース)とカフェイン抜きコーヒー。
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昼食と夕食は全粒粉食パン1枚とメインディッシュ、果物またはサラダ。
メインディッシュはパスタやラザニア、ミートボール、ローストターキー、ハンバーグなど。

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なんだか、機内食を食べている感じですよね…。

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米と味噌汁がないとおなかいっぱいにはならないし、おっぱいも出ないよなぁと、少し切ない気持ちになりました。

日本の母乳育児の本を読むと、よいおっぱいのためには、穀物と野菜を中心とした和食が最適、と書いてあるじゃないですか!
でも、カナダ人の友達は、和食を食べてるような人じゃないけど、おっぱいが出すぎて困ったって言ってな…。
それなら私も大丈夫なはず!と自分に言い聞かせつつ、
気休めに、インスタントの味噌汁は欠かさず飲んでいました。

*

それで、初めて妊娠したときのことを思い出したんです。
長男を妊娠したときは、夫の仕事の都合でマレーシアに住んでいました。
カナダも移民によっていろんな人種の人たちが住んでいますが、
マレーシアも、3つの言語が話せるのが当たり前なほど、多様な文化が共生していました。
マレー系、中国系、インド系。ビダユ、イバンなどの先住民族。
それぞれが独特の食文化をもっていました。

初めての妊娠で神経質になっていた私は、検診に通っていた中国系マレーシア人の産婦人科の先生に、
妊娠中に食べてはいけないものってありますか?
カレーのような辛いものは食べてはいけないのですか?
と聞いてみました。

すると先生は、
そうね、でもインド人は妊娠中もカレー食べてるけど大丈夫なんじゃない?
生ものは気を付けないといけないけど、日本人は妊娠中もお寿司を食べるの?
と言われました。

そのとき腑に落ちたことを思い出したのです。
自分の習慣ですべてを決めつけていては何も始まらないなと。
だから、この目の前にある食べ物で、元気を出そう、おっぱいも出そう、と前向きになるように決意したのでした。

*

こちらの妊婦さん向け雑誌でも、妊娠中や授乳中に食べるとよい食べ物の特集を見かけます。
その中で、Trail Mixという聞いたことのない食べ物がありました。

長い間、調べることもなく、いったい何だろうと気になっていたんですが、出産の1週間前くらいにスーパーで見つけました。
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アーモンド、かぼちゃの種、ひまわりの種が混ざって入ったものが、どうやら基本のTrail Mixのようです。
バリエーションとして、ピーナッツや他のドライフルーツが入っていたり、ナッツが少し甘くコーティングしてあったり。
ナッツや種は鉄分や植物性たんぱく質が豊富なんだとか。
そういえば、妊婦健診の待合室で、小さなタッパーに入れ替えたナッツ類を食べている妊婦さんを多く見かけました。
噛みごたえもあるし、持ち運びもかさばらないし、家でも外出先でも、小腹がすいたときに便利なおやつです。

*

それにしても、上の子がいる産後は、あまりゆっくりできないものですね。
やんちゃ盛りの長男を家に閉じ込めておくわけにもいかず、
ちょっと外に出たいと思い始めた気持ちのよい朝に思い立って、
ブルーベリー畑に出かけました。

家から車で10分ほどのところに大きな農園があって、アスパラガス、いちご、ラズベリー、かぼちゃなどが収穫できます。

農園の入り口から畑まで、トラクターの荷台に乗って移動します。
長男はここがお気に入り。
ママー、Truck! ママー、Truck!とうれしそう。
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トラクターに揺られ畑の中を進みます。

途中できれいなお花が咲いていたり、鳥の声が聞こえたり。
みどりの畑と大きな空の中にいるのはとっても気持ちいい!
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トラクターから降りて、畑に案内されてさっそく収穫開始!
大人も子どもも、大粒のブルーベリーに大はしゃぎ。
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ブルーベリーの木は大人の背丈ほど。
地面に近い枝から上のほうまで、びっしりと実っているので、2歳になった長男もかんたんに収穫が楽しめます。
ブルーベリーという言葉は、いちどで覚えたほど、ブルーベリーが大好きな長男。
ブルーベリー!ブルーベリー!と叫びながら、小さな手で一粒一粒、丁寧にもいでは食べていました。
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木から摘んでその場で食べるブルーベリーはとても新鮮で、
皮がぷちっとはじけ、果肉はあたたかなお日様の光をあびて、やわらかい味でした。

一時間ほど収穫して、ふたつのかごをいっぱいにしてお買い上げ。
毎日少しずつ大事にいただきました。
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ショップでは、畑でとれる野菜やくだもの、お花も買うことができます。
スーパーで売っているものよりも、なんだか色がいきいきしていて、見るだけで元気になっちゃいます。
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農園で作るジャムやお菓子もおいしそう!
素朴なのに、それがおしゃれ。
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子どもを連れて外で過ごせる広々した場所がたくさんあるのがこちらのいいところです。
短い夏もあと少し。
ブルーベリー狩り、もう一回行けるといいな。

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ホーキンス佳世

東京生まれ鹿児島育ち。日本でのインターナショナルスクール講師、オーストラリア・マレーシアの中学・高校で日本語教師として勤務したのちにカナダ人の夫と結婚。現在は3人の男の子のお母さん。カナダのオンタリオ州、トロント郊外に暮らす。 大自然の中でゆったりとした子育てを楽しんでいる。

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