サンタが町にやってきた!
こんにちは。
カナダで2歳児と4か月の双子の子育て真っ最中の、ホーキンス佳世です。
早いもので、もう12月ですね。
寒いです。
日中の気温が氷点下になる日もしばしば。
なにせ南国鹿児島育ちなもので、雪や寒さに関する常識が備わっていない私。
赤ちゃんが汚した服を手洗いして外に干したら凍ってしまったり。
換気のために窓を開けたら、窓が凍りついて閉まらなくなってしまったり。
車だって、朝いちばんにまずは雪を払わないと運転できません。
そんなこと、日本でも寒い地方に住んでいれば当たり前のことなんでしょうけど、
カナダで2回目の冬を迎える私には、まだまだ慣れないことばかり。
寒いところに住むのって、ほんとうにたいへん。
さてさて、12月になった途端、こちらでもクリスマスの光景が、町のあちらこちらにあふれてきましたよ。
こちらは行きつけのスーパーで見つけた生のクリスマスツリー。
枝が広がらないようにぐるぐる巻きにされて、意外と無造作に売られていてびっくり。
クリスマスの飾りがほどこされた植木鉢も種類が豊富。
でもなんとなく、お正月の門松のセールに見えませんか?
ショッピングモールで、ちょっとおしゃれした子どもたちとお父さんお母さんが、行列を作っているのを見かけたら、
みんなのお目当ては必ず・・・
サンタさん!
サンタクロースと写真を撮れるんです。
私たちも去年、1歳4か月だった長男を連れて行ったんですが、サンタクロースに扮するおじさんを怖がって大泣きして、
写真の顔もちょっぴり情けない仕上がりに。
そんなことを思い出したのか、このサンタさんを見て、彼は喜ぶどころか、後ずさりしていました。
サンタクロースに会えるイベントは、まだまだあるんです。
11月後半になると、小さな町でも大きな町でも開催される、サンタクロースパレードです。
サンタクロースパレード。
なんだかとっても楽しそう!
去年初めてこのことばをきいたときは、子どものようにわくわくしたものです。
今年も寒さに負けず、がんばって双子も連れて行ってきましたよ。
サンタクロースパレードは、町のメインストリートを通行止めにして行われます。
始まる前から、気温が氷点下の中、沿道で待ちわびる人々。
なぜかパレードの先頭はパトカーがつとめます。
ぶっぶーと大きなサイレンを鳴らしてパレードの始まりを告げます。
この写真は去年住んでいた町の隣の小さな町のパレードです。
メインストリートが坂になっていて、
坂の向こうからどんどんパレードがやってくる様子がかわいらしかったのを覚えています。
羊も登場したり。
かわいい男の子も荷台に乗ってアイスホッケーのパフォーマンス。
サンタクロースパレードといっても、サンタクロースがたくさん歩いてくるわけではなくて、
町の会社や団体が、宣伝も兼ねて、工夫をこらしてパレードしていくんです。
こちらは地元カーリング団体の愉快なパレード。
冬のオリンピックをきっかけに、日本でも有名になったスポーツ、カーリング。
カナダではどの町にも、カーリングのチームがあって、とっても身近な存在なようです。
これは乗馬クラブだったかな。
こんなに大きなプレゼントの箱も。
衣装が素敵なバクパイプを奏でる楽団。
こうやって延々と1時間ほど、パレードが続きます。
あまりの寒さに、もう帰ろうか、いやいやもうちょっとがんばろうよ、と、何度も夫とあきらめかけたことか…。
そしてようやく!パレードの終わりには!
サンタクロースが来てくれました!
サンタさーん!
あきらめずに、待っててよかった!
クリスマスがあまりまだよくわからない長男も、
サンタクロースには手を振っていましたよ。
双子さんはぬくぬく、ベビーカーの中で夢の中。
サンタクロースを、子どもたちがどうとらえるようになるかは分かりませんが、
クリスマス=サンタ=プレゼントで終わらせるのはなんだか味気ない。
この、なんだか一年で特別キラキラしてわくわくする時期を、
どんな思い出として残していこうか。
子どもが生まれてから、毎年考えてきました。
先日、双子さんをキッチンのそばに座らせて、
長男といっしょにケーキを作りながら、
あ、これだ!とひらめいたんです。
クリスマスは、ママといっしょにお菓子を焼いたり、飾りを作ったりするのが大好き。
そう思ってもらえるひとときにしたい。
将来大人になってからも、
何才のクリスマスにつくったあれはおいしかったよね、
あのときだれだれがこんなことしたよね、
と懐かしくあたたかく振り返ってもらえるクリスマスに、毎年したい。
そう思いました。
思うだけじゃなくて、今年から実行しなくちゃ。
と、さっそくクッキーの型を買って。
あ、折り紙も実家から送ってきたから星でも作ろうか。
いそがしくなりそうです。