家族キャンプのススメ
みなさんこんにちは
pediくまの上田綾子です。
こちら滋賀では秋晴れに恵まれる日も多く、
気持ちいい季節を満喫しています。
庭からは毎晩澄んだ虫の音の大合唱が鳴り響いてますし、
三上山の裾野の田んぼからは、待ちに待った新米も届きました。
農家さんから減農薬米を直接譲ってもらってるんですが、精米したての炊きたてでいただくのがご飯党の至福のひととき
こんな時期に一番のおすすめはやはり、、
我が家のライフワークでもある家族キャンプです。
3人目も男の子だと宣告されたとき、観念と同時に
「3兄弟ならキャンプだわ」と安易に思い浮かんだまま
三男誕生と共にスタートした家族キャンプ、
そんな三男ももう8歳というわけです。
まだまだベテランの域にはほど遠いですが、
これから家族キャンプをしようとする人に、以前だったら
「失敗の無いよう、買い替えの必要が無いよう、最初からある程度いい道具を」と
アドバイスしてたのですが、今は違います。
たった一回でも二回でも、
子どもにとって自然とたっぷり触れ合えるキャンプの経験はプライスレスな価値なので
道具は安くても何でもいい、何なら全部レンタルでもいいからとにかく
まずはフィールドへ飛び込んでみて!と言いたいです。
そしてぜひ子どもに本来備わってるはずのスペシャルなセンスを引き出してあげてほしいな、と。
自然の野山を全然知らない子どもたちが
カブトムシはデパートに居るもんやと言うのを聞くでしょう?
それを聞いた親は驚くのかな?
でもワタシにしたらそんなこと言うてる子たちも
デパートのカブトムシ同然やと思うのよね。
カブトムシが自然の中に居るのがほんまなら
子どもも本来自然の中に居るもんや、て。
子ども本来に備わってるスペシャルセンスとは
無限の創造力やと思うんです。
「何もない」から「何か」を生み出す素晴らしい力。
でも今の子どもは「何もない」とこにいる機会が少なすぎる。
家の中にはありとあらゆるおもちゃがあってゲームもあって
テレビはいつでもスイッチオン
モノと情報にあふれてますよね?
それじゃあせっかくのお宝も磨かれる暇がないんです。
そこでキャンプの出番~。
都会の子どもが田舎の子になるのは非現実的でも
キャンプなら手が届く。
ゲーム機なんて論外中の論外ですが
ぜひ一度お試しに
おもちゃも、トランプも、折り紙もな~んも持たせずに
(そやなー虫あみとか最小限の道具やったらOKかな)
可愛い我が子を自然の懐の中にどーんと預けてみてください。
「何したらいいのか分からん」「つまらん」「たいくつ」
言うてふてくされてるうちはまだまだですが、
だんだんとメキメキ頭角をあらわしてきて
虫や魚を追いかけ回したり木登りしたり
延々土をほじくってみたり、
しまいには「これは宝」「これはハズレ」とか言って石ころの目利きができるまでに
変貌を遂げてるかもしれません
キラキラ目を輝かせて存分に騒いで
日が暮れるまで走り回って遊ぶ我が子を想像したら
何だかちょっと嬉しくなってきますよね。
親が手を貸して何かをしてあげる必要は無くて、
ただ持ち前の創造力を存分に開花させて遊ぶ我が子を
危険が無いかだけ気をつけて見守ってればいいんです。
ちなみにこのときはあっという間に服を脱ぎ捨て川に入水してしまわはったんやけど、、、10月です
石ころ一つでも遊びに変えてしまう
「何もない」から「何か」を生み出す素晴らしい子どもの能力。
一度目覚めたスペシャルセンスは家に帰ってからも、都会のど真ん中でも、
その先ずっとどんな場面でも子どもたちの強い味方になってくれるはず。
キャンプって、
自然の中でご飯を食べて
(幕一枚隔てただけの)自然の中で一夜を明かす
ただそれだけのことなんですけどね
時には人生観が変わるほどの何かが詰まってるように思います。
どうしてこんなに清々しくて楽しいのか
どうしてこんなに心穏やかにリセットできるのか
こればっかりは実際体験してみないことには説明のしようが無いのかもしれません。
何食べたって美味しいし
のんびり淹れる(淹れてもらう?)コーヒーも格別
近所のキャンプ場ならこうやって友達も簡単にお招きできますよ
でもやっぱり一番のおすすめは、
焚き火なんです
ワタシに限らずこれが楽しみでキャンプに行くって人はとっても多いんですよ
人にはどうやら原始からの記憶が残るのか火をみると心が落ち着くみたい
こどもたちも焚き火というか火遊びが大好き
十分に火の扱いや恐さを教えるいい機会でもあります
この変わったスタイルの焚き火は昔から伝わる木こりの知恵の一つ「木こりのろうそく」
焼きマシュマロなどさせると喜びますが
でもやっぱり焚き火は大人のためのお楽しみなので
子どもはさっさと寝かしつけてしまいたいところ。
しんしんと夜が更けて闇が深まる自然の中で
パチパチと薪がはぜる音だけを聞きながら
あっちへこっちへと薪をいじくりまわし
ときおり天を仰いで見る星空
勢いのある炎がゆっくり熾きになるのを待つ時間
じわじわと芯まで身体を温めてくれる焚き火の魅力は
簡単に語り尽くせるものではありません。
秋キャンプがおすすめなのはこの焚き火が一番気持ちいい季節だから。
火は不思議
ほんとに見てるだけでどんどん心がクールダウンしていくし、
毒吐き体質なワタシの心もすっかり洗われて
穏やかなええ人になれるんです。
だからワタシは声を大にして言いたい
放火魔(予備軍)に
「まずは焚き火してみれって」
人生台無しにしてまで他人を傷つけるくらいやったら
薪に火をつけろって
一番近所のキャンプ場に寝袋と焚き火セットだけ持って行けばいいねん
一晩中薪をくべて炎のゆらぎを存分に堪能すればいい
そしたら歪んだストレスも大方自己解決するはずよ。
それくらいの力が焚き火にはあると思うんよね
それが大自然の中やったらなお
善良な市民のストレスくらいならちょいちょいちょーいよ
もつれた親子関係とか夫婦関係までも少なからずほぐれるような気さえする
そんなありがたーい焚き火
ぜひ一度あやかりに家族キャンプはいかがでしょうか?
我が家の今現在のキャンプスタイルはご覧の通りで無精に、楽チン、を極めていっております
その辺のところはまたいつか、機会があれば。
ところ変わってもやっぱり扱いは変わらず、
おしまい。
<おまけの滋賀だより>
こんなかわゆいモノを見つけました
その名も「びわこ文具」