まつらないから簡単! 移動ポケットの作り方
最近小学生たちに人気の移動ポケット。
いまの小学生の子達ってティッシュとハンカチを必ず持っていくんですって。
ポケットのない洋服でも、ハンカチとティッシュ入れられる外付けポケットのことを移動ポケットを呼ぶんだそうです。
ほんと、優れた発明品ですよね。
女の子たちはおしゃれの一貫としてつけているようですし、
大人用の移動ポケットなんかもあったりするようです。
カバンにつけてバッグインバッグなんて!すごい発想!
さて、そんな移動ポケット。
作り方もまちまちですが、フタのついたポーチタイプのものはだいたい
「内布に返し口を設けてひっくり返し、まつって完成」ではありませんか??
私が購入した移動ポケットの型紙も仕様書にはそう綴ってありました。
しかし、私はそのまつり縫いっていう作業が大大大大嫌いです。
なかなかきれいに出来たことがありません。
仕様書に「まつり縫い」の文字がチラつけば
どうにかしてまつらずして縫えないものか・・・と頭を悩ませています(笑)
でもだからといって、返し口部分をびゃーっとミシンでただ縫ってしまうのは
どうも仕上がりが許せず、やりたくないんです。
私が理想とするのは、返し口が返し口だと気づかないやり方なのです。
そんな私が今回ご紹介するのは「まつらない移動ポケットの縫い方」です。
大抵の移動ポケットでしたら、この作り方で出来上がると思います。
それでは早速縫っていきましょう!
私が今回作る移動ポケットはフタありでテッシュケースのないものです。
まずは表布と裏布を中表で縫い合わせるところまで下処理をします。
返し口はこのあと作るので、裏布も返し口は作らず縫い合わせます。
返し口の部分をなるべく目立たない箇所に持っていくために
フタ部分を「裏布」に仮づけします。
表布と裏布を中表に縫い合わせるのですが、ここで画像の箇所に返し口を作ります。
そして返し口から表に返します。
このときフタを先に出すと、あとが出しやすいです。
表に返すと裏側に返し口が開いています。
最後に1周コバステッチ
(布の端から1mm~3mmぐらい入ったところにかけるステッチのこと)
をかけて返し口を縫ってしまいます。
コバステッチは丈夫に仕上げるときにかけるステッチでもあるので
お子さんが使う小物にはかけておいた方が長持ちします。
ステッチはかけず、ほわほわなニュアンスがお好きな方は
返し口のある裏面だけかけて、表面はかけなくてもいいと思います。
縫い目をアイロンで整えて、クリップをつけたら・・・。
ハイ、出来上がり。
ね?ね? まつらないでいけたでしょう??(笑)
この作り方のおかげで、移動ポケットもストレスなく作れるようになりました。
じゃなきゃ私なんて一生作ることはなかったでしょう・・・。
脇にDカンをつけて紐も作ったらポシェットなんてアレンジもいかがですか??