仕上がりを決める裏方の主役!「アイロン」
はじめまして。
この度ご縁があって、こちらでコラムを連載させていただけることになりました。
こぴよのおがわはるかと申します。
4つ年下のだんなさんと、4歳の息子、2歳の娘。そして12歳のチワワに10歳のダックス、10歳の猫とにぎやかに暮らしています。
こちらでは、私が普段のソーイングの際に実践しているちょっとしたコツ、そして便利な道具たちをご紹介していきます。
どうぞお付き合いくださいね。
初回のテーマは、私が実は一番重要だと思っている作業「アイロンがけ」です。
アイロンをかける、これが大切なのです、とても。
とは言っても、まずアイロンにアイロン台を準備して、
この季節、猛暑の中アイロンがけをするのは苦痛ですよね、分かります!
スチームが顔にブワ~っと、美顔器変わりになってたらいいんだけど。(笑)
でも、これなくして「きれいに」縫えることはそうそうありません。
私は1着仕上げるのに6割はアイロンをかけています。
裁断前に始まり、縫う前、そして箇所縫ったあとは必ずかけます。
この手間が出来上がりに雲泥の差を生みます。
雲泥の差を知ってしまったら・・・もうこれはかけるしかありません。
↑ こちらのアイロン台は今年IKEAで購入しました。
アイロン置き場があることと、この大きさにしては値段が安かったことが決め手でした。
カバーをお気に入りの生地で作ったりしたらアイロンがけの時間も楽しくなりそうですね。
(私はまだ購入時そのものです。。)
実際かなり大きいのですが、
高さ調節が可能で、足がパタンとたためて平たくなるので普段使わないときは
家具と壁の間にある25cm幅のデットスペースにたてかけてあります。
アイロンは某電気屋さんのアウトレットショップにてお正月セールでなんと780円で購入!
すごい数売れ残っていて、いま思えばあと何台か買っておけば良かった。
売れ残った理由は明確で、とにかく重たい、そしてコードレスではないこと。
普通のご家庭では嫌煙されることばかりですが、
これが洋裁のアイロンとしては実は打ってつけ。
プロの方が使っているアイロンは驚くほど重たいです。
ずっしり重たくて、しっかりスチームもきいて、常に熱い。(故にコードレスは×)
私の中でのアイロン必須条件にこのアイロンはバッチリ当てはまってました。
本当は有名メーカーも気になるけど、そんな贅沢言える身分でもないので(笑)
いま、まさに何かを作ろうと思っている方!
ちょっと待って!
今回はいつもより少しだけ、丁寧に時間をかけてアイロンがけをしてみてください。
かけ方なんて気にしなくていいんです。
縫う前に生地のシワを伸ばして、
縫ったあと波打った箇所にアイロンをあてて抑えてください。
そして完成後にもう一度、出来上がった作品を慈しむようにアイロンで整えてみてください。
どうでしょう? 少しはいつもと違ってませんか?
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初回なので少し自己紹介をさせてくださいね。
みなさまは何がきっかけでソーイングを始められましたか?
幼い頃から好きだった方もいらっしゃると思いますが、やはり子どもが産まれて自分の子どものために作ることがきっかけ、という方が多いのではないでしょうか。
たとえば幼稚園の通園グッズやお遊戯会の衣装など。
私は、今年10歳になるダックスのティエリがきっかけでした。
可愛い可愛い愛犬に、可愛い可愛い洋服を着せてみたい…!
でもダックスの割には小さな身体を持つこの子に合う既製品の洋服がなかなか見つけられなかったのです。
元々服飾関係に勤めていて、手先も器用だったこともあり、
ならばちょっと余っている洋服を犬服にリメイクしてみようかな、と思ったのが、
本格的に洋裁の道に足を突っ込んだきっかけでした。
そして今、年に2回、ハンドメイドのワンデーショップイベントを主催するに至ります。
子どもや(特に)犬のために、そんなに可愛い服なんていらないという方もいらっしゃいます。
子どもなんてすぐ汚すし、そしてすぐ大きくなる。犬なんてもってのほか。
一理あるかも? でも、私はそうは思いません。
自分の愛おしい子が可愛い洋服を着たことでより一層愛おしくなる。
それが自分の手作りなんてことになったらなおさらに。
可愛い時期に、その年齢に合った思いっきり可愛い服を着せたいと、私はそう思っています。
家族と週末の予定を立てるとき、
私は頭の中でその場所で遊ぶ子どもたちのコーディネートを考えます。
なんて楽しい! そしてなんて子ども(犬)たちの可愛いこと!(笑)
楽しい思い出のひとつに私が作った洋服があることがなにより嬉しい!
それが大好きなママやパパとおそろいだったりしたら、子どもだって嬉しいものです。
みんなにこにこ! 相乗効果! お出かけもいつもより楽しくなるかも!?
そんな楽しさ嬉しさをママさんたちにもっと手軽に味わって欲しいです。
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それにしても、私はこの記事を書いている最中に
何度も「アイロン」でゲシュタルト崩壊を起こしました・・・。
読んでくださった方もそうじゃないかしら? 失礼しました!