
ソーイングに欠かせない道具と、スムーズに縫うためのコツ(前編)
nunocoto読者のみなさまこんにちは!
こぴよのおがわはるかです。
気温も少しづつ下がり、暗くなるのも早くなってきて
だんだんと秋の気配がしてきました。
ソーイングは秋の夜長にぴったりですよね。
そんなソーイングの手助けをしてくれる便利な道具(と作業スペース)の紹介を前編に
そして、その道具たちを使ったソーイングのちょっとしたコツを後編に紹介したいと思います。
こちらは私の作業スペースです。
だいたい使用している空間は四畳半くらいでしょうか。
階段下スペースにミシンテーブルを備え付けてもらいました。
左脇にアイロン台、手前には裁断テーブルとコの字型にして作業しています。
左のカーテン奥にはクリアケースを積んで生地を収納しています。
何段積み上がっているかは・・・ご想像におまかせします(笑)
壁の棚はホームセンターで購入した板をL字のアイアンでネジ留めしました。
まだここは何を置くか模索中です。
一見片付いて整理整頓されているように見える作業スペースですが
何を隠そう、私は掃除に加え整理整頓が大の苦手、言うならば大っ嫌いです。
でもおしゃれで可愛い空間には憧れがあります。
インテリア本を見て、資材を可愛く飾ってあったら真似してみたりもしました。
が、全くもって長続きしません。
すぐぐちゃぐちゃで物が見当たらなくなる空間が広がるのです。
さてとつぜんですがここで質問です。
みなさまはソーイングの一番の敵はなんだと思いますか??
個人的な意見ですが、私は、“自分自身がイライラしてしまうこと”だと思ってます。
使いたかった物が見つからない! どこにしまったか思い出せない!
ソーイングに焦りは本当に禁物です。
でもね、私の性格を分かりやすく文字にすると「せっかち」なんです。
ソーイングには実際向いていないんでしょうねぇ(笑)
せっかちで整理整頓が苦手だけどおしゃれに憧れている
そんな私がやっといきついた収納方法と同時に道具のご紹介です。
右上はミシンにも腕にもつけられるピンクッション。
この位置にピンクッションがあるとすごく使いやすい、ということを知ってからはさっそく実践しています。
右下は裁断セット。
私は布のほとんどを、ロータリーカッターで裁断しています。
布や紙、薄手のゴムシート、フィルムなどの切りにくい素材を自在にカットできるロータリーカッターは、
使いこなせると裁断のスピードもアップして時間短縮になります。
左上はアイロンセット。
市販されているアイロン定規と、アイロンには当て布カバーというものをつけています。
アイロン定規は裾を折り返すときには必須です。
当て布カバーは当て布をしなくてもアタリが出にくいということで、つけています。
左下はブランドタグと、何も入っていない小物入れ。
このふたつのブリキの小物入れは、100円ショップで購入しました。
何も入っていない方には、その時作っているものに必要な小さなものを入れておきます。
例えば、蝶ネクタイを作っているときには、
作る数だけのマルカンとエイトカンを入れておく、という感じです。
右上は、キャニスターをゴミ箱として使用しています。
縫っている最中に出る糸くずや布くずをすぐ捨てられるように。
右下は、あってもなくてもいいのですが、私には必要不可欠(笑)な音楽を。
ミシンをやるときは必ず何かしらの音楽をかけています。
だいたいはラジオかそのときお気に入りの歌手の音楽を聴きながら作業しています。
左上は、息子を妊娠中に作った大作! ミシン糸立てです。
ボビンと一緒に収納したくて作りました。
左下は、資材の数々。
100円均一で購入したジッパーつきの袋にそれぞれ種類ごとに入れています。
無印良品のアクリルケースに色々収納してます。
あまり入れるものは決まっておらず、場所も決まっていません。
とりあえずどこでもいいから入れておく、といったスタンスです。
こういうものも、ストレス無く進めるためには必要だと思っています。

こちらは頻繁に使うものをWECKの瓶に入れています。
左からリッパー×2、目打ち、ピンセット、ゴム通し×3、ドライバー×3、布用ペンタイプのり、チャコペン×2、糸きり鋏。
さて、ここまで見てお分かりになった方も多いかもしれません。
そうです、私の収納方法はポイポイ収納(笑)です。
でもとにかく入れておく場所だけは作っておきます。
種類も用途も関係なくとりあえずしまってしまいます。
糸立てに収納してある糸も場所は全く決まっていません。
きれいにしまう、ということが出来ないので必然的にこうなりました。
ただ入れておくものだけは可愛いものを用意するように心がけています。
そうするだけで、中身がぐちゃぐちゃでもある程度カバーしてくれます(苦笑)
そして先ほど、ソーイングの大敵はイライラだと書きましたが、
私がソーイングの便利道具を集める理由はここにあるんです。
ソーイングは大好きです。何よりも好き。もしかしたらだんなさんより好きかもしれない(笑)。
けれどどうしても、そんな大好きなソーイングでも苦手な作業というのは存在します。
そこをカバーしてくれるのが、この便利道具たちです。
とにかく出来上がるまで最小限のストレスで仕上げたいと、常日頃思っています。
子どもたちがまだ赤ちゃんだったころは
「お昼寝から起きる前になんとか作ってしまいたい!」とよく思っていました。
ここで紹介した道具たちは、私のそんな苦手面をカバーし、時間短縮にも一役買ってくれて
お値段もほとんどのものが1,000円以下のものばかりです。
それなのに、こんなにもストレスが無くなるものなのか!と、
最初はびっくりしました。
今では無いと生きていけません(笑)
皆さまもひとつ、自分に合った便利道具を見つけて購入されてみてもいいかもしれません。
それがぴたっと相性の合う道具だったりしたら、びっくりしますよ。
いままで自分が感じていた手間暇はなんだったのだろう、と…。(苦笑)
明日は後編、道具を使ってストレス無く作るかんたん小物を紹介します!
(後編<ソーイングの基本の基本、「縫い方」>へ続く)