小豆で自家製あんこを作りましょう!
みなさん、こんにちは!川津由紀子です。
立秋を過ぎたらとたんに朝夕の空気が軽くなり
空を見上げてもちょっと空が高くなり秋の気配を感じます。
日中はまだまだ暑いですが、それでもそんな季節の変化を感じると
ちょっと夏が名残惜しい気持ちにもなりますね。
今回は季節をちょっと先取り、来月にはお彼岸もありますし
小豆を炊いてあんこの作り方を紹介しますね。
甘さがわりと控えめな仕上がりのレシピです。
圧力鍋でも短時間でできますが
お豆をことこと煮るのが好きなので
たいてい普通のお鍋でじっくり弱火でほったらかしです。
夜に作ると一晩置く間に味がなじんで翌日から食べられますよ!
小豆あんの炊き方
【材料】
・小豆…250グラム
・砂糖…230グラム
・塩…ひとつまみ
*小豆は浸水せず、そのまま調理を始めます。
1.鍋に小豆と、小豆がかぶるくらいの水を入れ火にかける。
沸騰したらざるにあけ、お湯を捨てる。(茹でこぼし)
これをあと2回繰り返す。
小豆の雑味がとれてすっきりした味の餡になります。
2.4回目は小豆の3倍量くらいの水を入れて、
沸騰したら弱火にして
豆が指でつぶせるくらい柔らかくなるまで煮る。
(2~3時間かかるかな)
*豆がぐつぐつ踊ると破裂の原因なので弱火で茹でましょう
*常に水に浸かっているように水の量に気をつけてください。途中、水が少なくなってきたら少しずつ水を足しながら煮続けます
3.柔らかくなったら、ざるにあけてお湯を捨てる。
小豆を鍋に戻して砂糖を2~3回に分けて加える。
塩をひとつまみ入れて混ぜたら鍋のまま一晩冷まします。
*砂糖を一度に入れると小豆の水分が一気に外に出てしまい、せっかく弱火で時間をかけて柔らかくした小豆の水分がぬけて固くなってしまいます! 面倒だけど分けて入れるとふっくらした柔らかい餡になりますよ
砂糖の種類もいろいろ味や効果が違っていて・・・
白砂糖は甘味はスッキリして保湿効果があるのでしっとりしたあんこに、
三温糖は白砂糖よりこっくりとしたまろやかさが、
きび砂糖は控えめな優しい甘さに仕上がります。
お好みで使ってみてくださいね!
あんこの食べ方いろいろ
あんこはそのまま少量のお湯で溶いて簡単ぜんざいにしたり
寒天と一緒に黒蜜をかけてあんみつにしたり・・・
もち米に少しうるち米を足して炊いたご飯を半分潰して
おはぎにしたり。
きなこのほうは真ん中にあんこが隠れています。
おはぎのときに水分が多すぎるようなら少し鍋で火にかけて
使いやすい濃さになるまで水分を飛ばしてくださいね。
冷めるとちょっと固めになるのでいいかな? のちょっと手前で火を止めるのがコツですよ。
おはぎのご飯を丸めるときには手に砂糖をつけると、手にべたべたとくっつかずにうまく作れます。
小豆はとっても優秀な食材で、
食物繊維や鉄分、ビタミンB1が豊富です。
疲労回復効果や夏バテにも良い食材なんですよ。
そして利尿作用があるカリウムも豊富なので、むくみにも効くんです。
妊娠中、ちょっとむくみ気味だった私は助産院の先生に
小豆の煮汁を飲みなさいって教えてもらって飲んでました。
砂糖や塩などの味つけはできないので、本当にただの煮汁でした。
飲みにくさはあったけれど、妊娠中は特にお薬も飲めないし
塩分制限などに加えてその煮汁も頑張って飲みましたよ。
むくみでお悩みの方がいたらぜひ試してくださいね。
バターたっぷりの焼き菓子も大好きだけど
自分で炊いたあんこで素朴なおやつにしてみませんか?
そうそう、私は名古屋在住ですから
あんこを炊いたらこれももちろん食べますよ。
バタートーストにあんこ。
子どもの頃の日曜日のお楽しみのひとつ。
喫茶店にモーニングに行くと飲み物と一緒に
ゆで卵とバタートーストがついてくる店が多いんですが
昔行ったお店ではイチゴジャムとあんこも必ず添えてありました。
ガラスの専用の器に入っていてね。
あの安ーい味のジャムとあんこ、懐かしいな。
今のお店はどこもおしゃれだからそんな喫茶店もうないかな?