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20146/2

最初に作りたい、基本のグラノーラ

グラノーラの思い出

高校生の頃、日曜日の朝、グラノーラを食べるのが好きだった。
少しだけ遅く起きることを許された朝、
自分のお小遣いで買ったグラノーラを食べる。
なかでも梅雨に食べるグラノーラは最高だった。

窓の外は、柔らかく優しい雨が降り続いている。
雨露に濡れ、新芽が一段と光り輝き、草いきれが匂い立つ。
台所の空気はひんやりと湿り、ほのかに暗いが、わざと電気もつけず、テーブルにつく。

お椀にたべたい量のグラノーラを入れ、牛乳を注ぐ。
乳白色にともる牛乳、穀物の香りが時間とともに香る。
スプーンにのせ、じっくりと味わいつくすがごとく、口に含む。
杏にレーズン、アーモンドにココナッツ、そしてオートミール…。
一種類ずつ、そして全てを一緒に味わう。
食べ慣れた味が身体中を巡り、ゆっくり時間をかけて大切に大切に味わい尽くす。
最後は甘さを含み、少し粉っぽくなった牛乳を飲み干し、ごちそうさまを。
自分で用意した朝食、なぜだろう、それは大人の味として私の記憶に残っている。

大人になった今、
グラノーラを食べて高校生の頃を思い出すことはほとんどない。
そして、大人の味、と思うことも。
そのかわりにこう思うのだ。
グラノーラの素材を選ぶことは暮らしのようだ、と。

素材を選択すること。
それは、あると成り立つ味、ないことで成り立つ味、たしていく味、ひいていく味。
その選択を私の中で組み立て、選び取り、味を作っていく。

それは暮らしにおいて、
知らず知らずのうちに行っているたくさんの選択と同じこと。
選んだからある暮らし、選ばなかったことである暮らし。
どちらも愛すべき私の暮らしなのだと。

私は今日、グラノーラを作ろう。
未来を夢見るのではなく、
今までの私を振り返るために、
地に足ついた暮らしを送るために。

今日作るグラノーラは昨日までの私の暮らし。
次に作るグラノーラは今日があるからこその私の暮らし。
そして、そのグラノーラは今日の味よりずっと豊かで美しく、愛に満ちあふれているはず。
私はそう信じている。

*

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「基本のグラノーラの作り方」

【材料】
オートミール 250グラム
小麦粉 125グラム

アーモンド(生、食塩無添加) 50グラム
くるみ(生、食塩無添加) 50グラム
白炒りごま 大さじ1

干しぶどう 100グラム
水 100cc

菜種油 カップ1/2杯
蜂蜜 130グラム

ボール(深めのもの)
オーブンペーパー
保存容器

【下準備】
・アーモンドとくるみは160度に余熱したオーブンで5分間焼いた後、めん棒や包丁を使って粗く砕きます。
・干しぶどうと水は鍋に入れて火にかけ、水分がなくなるまで煮詰めます。

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【作り方】
1)ボールにオートミールと小麦粉を入れ、材料がまんべんなく混ざるように手で混ぜます
2)その中にアーモンド、くるみ、白ごまを入れ、その度にまんべんなく混ざるように手で混ぜます
3)上から菜種油をまわしかけます。カップに残った油も指でこそげとりましょう。素材に菜種油がまんべんなくなじむよう、全体の色が薄く茶色に色づくまで混ぜます
4)オーブンペーパーを天板より1回り大きく切り天板に敷き、材料を平らになるようのせます
5)160度に予熱したオーブンに、材料を入れた天板を入れ20分焼きます。途中10分で一度取り出し、材料をスプーンで混ぜ、オーブンに戻し、20分経ったらオーブンから取り出します
6)取り出したら、蜂蜜をまわしかけ、全体になじむようスプーンでかき混ぜ、表面を平らにします
7)160度に予熱したオーブンでもう20分焼きます。途中10分で一度取り出しスプーンで混ぜ、オーブンに戻します。薄くきつね色になったらオーブンから取り出し、スプーンで混ぜます
8)干しぶどうを加え、ざっとスプーンで混ぜ合わせます
9)粗熱がとれたら一度混ぜて、このまま完全に冷まして出来上がりです

*オーブンは20分ずつ2回焼きますが、タイマーのセット時間は一度取り出す10分にセットしておくと便利です。10分間焼いたら一度取り出し、オーブンを再度160度に予熱している間にかき混ぜればいいだけですから。

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「奏でる、響く。わたしのグラノーラ」の一覧

くだものいっぱいのグラノーラ
友だちが来る日のグラノーラ
吉澤美季

東京都在住。 キャンプリーダーとしての長年の経験を生かし、自宅にて、親子向け・大人向けの料理教室を主宰。ひょんなところから知り合った写真の仲間と「寫眞譚」を結成して活動中。 手仕事をこよなく愛し、「幸せは日々の暮らしの中にこそある」がモットー。だからこそ、ていねいに、愛おしみながら、慈しみながら。 ブログ「きょうもていねいに。」http://yoshizawamiki.com/

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