我が家の庭からいろいろベリー!

スウェーデン人は天気の話をよくします。

ご近所さんに会うと「ヘイ!(こんにちは!の意)」に続いて
「雨ばかりだねぇ・・・」などとすぐ天気の話題になります。

お友達同士でも「週末雨が降るらしいよ」「来週はいい天気になるかな」なんて真剣に話しています。
天気予報をしっかりチェックして、太陽が顔を出すか出さないか、暑くなるからなないか、に一喜一憂している様子。

まぁそれだけスウェーデン人が、太陽に恋い焦がれているということかもしれません。

実際にこの夏、「暑い!」と感じたのは4,5日だけでした。その時は28度まで上がったでしょうか。

そんな、肌寒くてしかも雨が多くて、夏らしくないスウェーデンですが、いいこともあるんです。
この雨のおかげで、今年はベリーの当たり年だそう!

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我が家の家庭菜園、よく言えばオーガニック。正直に言えば…、放置栽培!

7月に入り、まず苺が、赤い実をつけました。

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毎朝、庭に出て苺を収穫するのが私の日課です。
毎日食べていたらさすがにちょっと飽きてしまったので、他のベリーと一緒に煮てシロップを作ったり、ジャムにしたり。

残りは冷凍保存を。冷凍した苺はスムージーに使います。

最近は、少し実が小さくなってきた苺に代わり、ラズベリーがたくさん実を付け始めました。

夏の初めのころはまだまだ小さかったラズベリーの木が、雨が続いてあまり見ない間にものすごく大きく成長していて、びっくりしました。

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毎日これくらい↑採れるので、せっせと冷凍しています。

そしてビタミンCたっぷりのクロスグリも!

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葉の下に隠れるように実がつくので、収穫が大変です。低いところのベリーは子供に任せるのが一番!

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息子とおしゃべりしながら、楽しく収穫したクロスグリは、ドリンクにしたりジャムにしたり。

ジャムはチキンの煮込み料理の隠し味によく使われます。酸味とコクのある深い味わいです。

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さらにこちらは、初夏から秋にかけて長い間楽しませてくれるワイルドストロベリー。
ワイルドストロベリーは冷凍に向かないので、摘んだらすぐに食べる!のが一番♪

摘んだ人だけが味わえる味とも言われています。

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子供たちは、それぞれに秘密のワイルドストロベリーがある場所を持っていたりします。

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息子も、「公園のベンチの裏にあるのが僕の秘密の場所。たくさんあるんだ~」と教えてくれました。

そして最後は、そろそろかな~と出番を待っているブルーベリー。

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ブルーベリーが大きくなってくると、秋が近づいている証拠。

来週は、また暑くなるとの予報なので少し期待しつつ、また明日もせっせとベリーを収穫します。

我が家の小さな庭の中で、季節の移り変わりを感じることができるから、寒くても雨が降ってもスウェーデンの夏が楽しいなぁと思えます。

<おまけ>
日本から遊びに来てくれたお友達2人と一緒に、スウェーデンで最大のバイキングのお墓Anundshög(アヌンドヒョーグ)に行ってきました。

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広い草原のようなところに大きな石がたくさん並んでいます。紀元後210~540年の間に作られたものだそう。
この石の下ではなく、近くにある高さ9メートル、直径約68メートルの小高い丘の下にバイキングたちは眠っています。

ここに来たら、皆お決まりで上に登ります!
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たくさんの石は楕円形に並べられていますが、これは、亡くなった人たちが宇宙へ飛び立つと信じて船をかたどったのだそうです。

さて元気に走り回っていた息子は暑さにダウン…。
近くのカフェ(その名も「AROUND CAFE」)に避難して、冷たいアイスクリームで元気を取り戻しました!

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そして、今年はたくさん泳ぎに行けるなぁと思っていた矢先に急にスウェーデンから太陽が消えてしました。
気温は15度まで下がり、雨がよく降ります。

雨の合間に、少し気温が上がったので、近くの湖に行きました。とても静かです。

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この時水に入ったのは、泳ぐのが大好きな息子と、付き合わされた私だけ。

写真の女の子も水に入るのかな~と思って見ていたら、足だけ入ってギブアップしたみたい。

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スウェーデンの夏はこんな風に過ぎていきます。

「スウェーデンの暮らしごと」の一覧

スウェーデンの夏の風物詩。ザリガニパーティ!
スウェーデンに夏が来た!
スウェーデンのお嫁入り手しごと
スウェーデンの伝統、手作りの木工品たち。
ポスク(=イースター!)で、スウェーデンに春の訪れ。


◇おしらせ◇


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スウェーデン人の主人と9歳の息子と共に、スウェーデンの首都ストックホルムから100kmほど離れた街に暮らす。スウェーデンの手仕事や季節の行事、インテリアなどをシンプルな視点で紹介するブログが人気。

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