バイアステープの角の縫い付け方
バイアステープ特集その4となる今日は、一見難しそうな角の縫い付け方を詳しくご紹介します。
バイアステープをふちどりに使う場合「角」や「カーブ」が出てきますよね。
なんとなく畳んだりすれば、なんとなく縫えちゃうものではありますが、少しのポイントを押さえるだけでとてもきれいに仕上がるんです。
ミニタオルやスタイ、ポーチなど、ふちどりする際にはぜひこのやり方を取り入れてみてくださいね。ぐっと美しく、すっきりとしますよ。
好きな布で作ったオリジナルのバイアステープを使ってみるのもおすすめです♪
▼バイアステープ特集のこれまでのおさらいはこちらから
その1:必要なのは布だけ!バイアステープの作り方
その2:簡単!テープメーカーで作るバイアステープの作り方
その3:バイアステープの縫い付け方・使い方(基本の直線)
バイアステープの「角」の縫い付け方
バイアステープの端と布の端を中表に合わせて、直線で縫ってきたところからスタート!
角が近づいてきましたよ~。
1.角のぬいしろ0.7cm手前のところにまち針を打っておき、そこまでバイアステープと布を直線で縫い合わせていく
2.まち針のところで縫いどまり(返し縫いして糸を切る)
3.バイアステープの向きを角に沿って変えたらまち針で固定する
4.2の縫い終わりと重なる位置にまち針を打つ(ここが縫い始め)
5.向きを変えて返し縫いから始め、ぬいしろ0.7cmで縫う
6.たるみをキープしたままの状態で、こうなったら縫い付け完了
ここがポイント!
バイアステープはたるみをキープ!起点は「布の角」
バイアステープの外側の端を、布の角に沿わせるように固定します。つまり内側にはこのようなたるみが生まれます。このたるみが大切なポイントです!
とっても大事なことなので、もう一度・・・。
ポイントは、布とバイアステープの角をそろえること。こうすると、先ほどのたるみがちゃんと出ますよ。
ちなみに裏側は…
こんな感じです。
きれいに縫い付けられると気持ちがいいですよね~!
やってしまいがちな失敗例
ここで、知らずにやってしまいがちなことをご紹介しますね。下の写真を見てください。縫いどまりのところを起点にバイアステープを曲げてしまうと、こんな風になります。
これだとぬいしろがつっぱってしまって、あとから布端をくるっとくるむ際に、うまくいかなくなります。
今まで、バイアステープの角がどうもきれいに出ないなあ…と悩んでいらっしゃった方は、この辺が原因なのではないかなと思いますがいかがでしょうか。
縫い付けた角をひっくり返す
さて、ぽわん、としたたるみができている状態のまま、布をくるむようにひっくり返します。
1.内側から角に指を入れる
2.そのまま布端をくるむようにぐるっとひっくり返して
3.折り目が斜め45度になるように、折りたたむ
4.バイアステープの端を折り込んで、まち針で固定していく
5.布のきわに落としミシンをかける
6.角の重なり(斜めの箇所)をまつり縫いで縫い合わせたら完成!
バイアステープの角が完成です!
いかがですか♪ この縫い方だと、表から見ても裏から見てもとてもきれいな角に仕上がります!
最後の手縫いですが、まつり縫いなら縫い目が目立たないのでおすすめです。
逆にあえて目立つ色でワンポイントにするのもかわいいと思いますよ♪
バイアステープのカーブは?
角とあわせてカーブのことも少し。
カーブを上手に縫うコツは、少し引っ張りながら、ぬいしろ同士がずれないように、まち針を細かく打つこと。
ゆっくりとていねいに縫っていけば、カーブでもきれいに仕上がりますよ。
次は、「バイアステープの縫い始めと縫い終わりをつなぐ処理」の予定です!
ぐるりと縫ったバイアステープ、端っこはどう処理したらきれいになるか?をご紹介します。
【特集】バイアステープの作り方・使い方
その6:バイアステープを使って作るランチョンマット(作り方)