ぬいしろの始末(見えないとこ・凸編)
こんにちは。スタッフ長谷川です。今日から5回連続で「ぬいしろの始末」の特集です!
縫い物をすると必ずあるのに、普段あまり意識されることのないぬいしろに注目してみたらどうなるか‥。
小さなところにこだわって、ワンランク上のハンドメイドを目指しましょう♪ さて、まずは‘見えないぬいしろ’の始末について詳しくご紹介したいと思います。
スタイやにぎにぎなどは縫ってからひっくり返すので、出来上がってしまえばぬいしろは見えません。でも、そんな見えないぬいしろでも、始末にひと工夫してあげると仕上がりの形が格段に綺麗になるんですよ。
一つずつポイントを見てみましょう。まずはぬいしろの基本から。
ぬいしろ基本のキ! 余分は5mmでカットする
2枚の布を縫い合わせるとき、みなさんな布端からどれくらいを縫いますか? 大体1cmくらいではないでしょうか。慣れている方だと5mmほどだったりもしますが、大抵のソーイング本では1cmと記載されていることが多いですよね。
さて、1cmのぬいしろで縫い終わったとして、それをそのままひっくり返すと、なんとなくごそごそ?もそもそ?してしまいます。
ですから、2枚の布を縫い合わせたら、ぬいしろを5mmにカットしてあげましょう。
※作るものによってはカットしないほうが良い場合もありますのでご注意ください
スタイのぬいしろも、縫ったあとでカットすることで、すっきりしますよ!
角の凸バージョン
角のぬいしろはカットする、ということは何となく知っているという方が多いと思います。ただ、このカットの仕方にもコツがあるんです。画像でAから順番に見てみましょう。
A、角を縫い合わせたらアイロンを使い、ぬいしろを2枚一緒に縫い目のきわで折ります
B、もう一辺も同じように折ります
C、アイロンでしっかりと折り目を付けたら、ぬいしろを開いて上のぬいしろをめくり、まずは下のぬいしろだけを1/3ほどカットします
D、次に上のぬいしろだけ、更に深くカットします。2枚のぬいしろに段差を作りましょう
E、角を指で押さえながらひっくり返します
F、仕上げは目打ちで押し出すように
G、ぬいしろが変に浮くことも、ごそごそもしない、すっきりとした始末ができました!
2枚のぬいしろに段差を付けてカットするのがポイント!
2枚のぬいしろはつい一度にチョキン、とカットしてしまいそうになりますが、ここのひと手間で仕上がりに差が付きます。
矢印のように、2枚のぬいしろを5mmほどずらしてカットします
すると、こうなります。
あんまりきれいなのでアップで見てみましょう‥!!
いかがですか。とても簡単なステップですよね。
次回はぬいしろの始末(見えないとこ・凹編)をお送りします!
【特集】ぬいしろの始末
その1:ぬいしろの始末(見えないとこ・凸編)
その2:ぬいしろの始末(見えないとこ・凹編)
その3:ぬいしろの始末(見えないとこ・カーブ編)
その4:ぬいしろの始末(見えるとこ・ジグザグミシン編)
その5:ぬいしろの始末(見えるとこ・折り伏せ縫い&袋縫い編)