ミシン糸の選び方(糸の色を選ぶ)
(2017.06.14更新)
ソーイングの基礎知識をご紹介する「お裁縫のいろは」。
今日は、生地に合わせたミシン糸の選び方です。
生地に合わせる、とひと口で言っても広いので、まずは、生地の「色」に注目して、どのように選んだらいいかを紹介していきますね。
手芸屋さんに行くと、ミシン糸がずら~っと並んでいますよね。こんなにあって、どれを選んだらいいんだろう。。
こんなとき、基本の法則を知っておくと、すんなりと選ぶことができるようになりますよ。
生地の色味の濃淡に合わせて糸を選ぶ
普通、縫い糸は、生地よりも目立たないようにしたいですよね。
無地の生地に合わせるポイント
下記の写真のように、生地から糸が浮いて見えないようにしましょう。
選ぶポイントはこちら▼
・色の薄い(明るい)生地:生地と同じ色合いで、生地よりも薄い(明るい)色の糸
・色の濃い(暗い)生地…生地を同じ色合いで、生地よりも濃い(暗い)色の糸
無地の生地は糸が目立ちやすいので、慎重に。
初めての生地で、それに合う糸を買う際は、生地のハギレをお店に持参して実際に生地に糸を置いてみてから決めることをおすすめします。
プリント柄の生地に合わせるポイント
プリント柄や総柄、花柄など、たくさんの色が使われている場合は、生地の中で一番多く使われている色を選ぶのが基本です。
近くで見てみてわからなければ、すこし引いて見てみるとわかりますよ。
◎nunocoto fabric:minicar(グリーン)【540円(税込)/10cm】
地色に合わせるか、パーツの色に合わせるか‥。
白地にチェック、ストライプなどの生地に合わせるポイント
地の色の白(生成り)の糸か、模様の色を使うと縫い目が目立ちません。
◎nunocoto fabric:madomado(ネイビー)【540円(税込)/10cm】
万能な生成り色がやっぱり便利!
生地に合わせて変えるのが面倒だなと思ったら、ベーシックな生成り色をまずは一つ購入するのがいいですね。
生成り色は何にでも使えます。
◎たまごスタイ:ユニセックス2枚組セット(ベーシックライン)【3,672円(税込)】
ナチュラルな雰囲気の生地には、生成り色がベスト!
中表で縫い合わせて作るものは、糸がほとんと見えませんが、念のため生成り色にしておくと安心ですね。
ちょっと上級編!上糸と下糸の色を変える
ミシンには上糸と下糸がありますね。
表生地を縫う上糸と、裏布を縫う下糸の色を使い分けると、より仕上がりがきれいになります。
◎抱っこひも用よだれカバー:tree(ブルー)【2,268円(税込)】
上糸を表生地に合わせて淡く薄いブルーにしました。下糸は生成りで。
ワッペンやバイアステープを縫い付けるときのポイント
ワッペンやバイアステープを縫う場合は、生地ではなく、縫い付けるものの色に合わせて糸を選びます。
うさぎさんワッペンに合わせた濃い目の色で。
ちょっとの工夫で、仕上がりに差が付くので、ぜひ覚えておいてくださいね。
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