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型紙無し!手ぬぐい3枚で完成!こども甚平の作り方
(2021.07.02 更新)
いよいよ本格的な夏直前ですね!
夏と言えばnunocoto的には甚平!です。小さな子どもたちが甚平を着ている姿って、とても可愛いですよね☆
今回ご紹介するのは、手ぬぐい3枚で作れるこども用の甚平です。(ここでは手ぬぐい3枚分の生地分量を使って作りました)
サイズは90サイズぐらい。2歳程度のお子様にぴったりです。
もっと気軽に、もっと手軽に作りたい方はこちらがおすすめです。
◎型紙と布がひとつになった【パターンファブリック:こども甚平】
こちらのページで紹介している「こども甚平」が、型紙不要&製図不要で、より簡単に作れるキットです。
(甚平は工程が多いため、ソーイングに慣れていない方でも作りやすいパターンファブリック「こども甚平」がおすすめです☆)
こども甚平の【材料】
・手ぬぐいサイズの布(約32cm×90cm):3枚
・ゴム(9mm幅など):50cm程度
手ぬぐい3枚(分の布)をどう使う?
最初からパーツが3枚に分かれているので、これをこのまま使いますよ。
→上着に2枚、パンツに1枚使います。
甚平は、前身頃と後ろ身頃がつながったパターンのため、上下の柄の向きの無い、総柄の生地を選ぶのがポイントです。
その上で、今回のように、上着とパンツの柄を変えたり色を変えたりと、遊んでみても可愛いと思います!
特に注意書きのない場合のぬいしろは1cmです。縫いはじめと縫い終わりは強度を高めるため、返し縫いをしてください。
こども甚平の作り方
1.身頃の本体パーツをカットする
まずは1枚丸々を使って身頃の本体部分を作るため、裁断をします。
縦に半分に折って、さらに上下の真ん中に印をつけておきます。(ここでは分かりやすくまち針を刺しておきます)
下記のように、襟ぐり部分をカットして・・・(この状態で、右側が「わ」です)
そのまま下まで切り込んでいきます。
はい、これで身頃の本体パーツの裁断が完了です。前身頃と後ろ身頃が、肩の部分でつながっていますよ。
2.上着の各パーツをを作る
2枚目の布で、上着の袖・ひも・襟・ポケット・おくみを作りましょう。
まずは上下の半分ちょうどで折りたたみ、上側が「わ」になるように置きます。
上側を「わ」にしたまま(開かずに)、下図のように各パーツをカットしましょう。
袖とおくみが各2枚、ひも・襟・ポケットが1枚ずつとなります。
3.ひもを作る
ひも用にカットしたパーツ(長さ24cm)を縦に4等分して、4本のひもを作ります。
せっかくなのでひもの作り方を詳しく紹介しますね。
まずはアイロンで四つ折り。
それを一度開いて、
下図のように順番に折りたたみます。
角がきれいに折りたたまれました!
※あわせて「美しいひもの作り方」もどうぞ!
折りたたんだひもを、縫って仕上げます。
同じようにあと3本作ります。
4.身頃とおくみを縫い合わせる
おくみ用のパーツを仕上げるため、下記のようにカットします。
※左右対称に作るので、必ず「外表」に2枚重ねてカットしてくださいね。
「おくみ」とは?=和服などのように前を重ねて着るために、前身頃に縫いつけて前幅を広くする細長い布のこと
身頃本体の布端をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
おくみの布端も同じく。
布端を処理したら、身頃とおくみを「中表」で重ねて縫います。
ぬいしろはこのようにアイロンでしっかりと開いておきましょう。
身頃とおくみの裾(下図の☆の箇所です。3箇所)を、1cm→1cmの三つ折りで縫って仕上げます。
おくみの前端も、1cm→1cmの三つ折りで縫って仕上げます。
5.襟と身頃を縫い合わせる
襟のパーツはこちら(右側)の細長い布です。
身頃本体と襟パーツの中心を合わせて、「中表」で重ねます。
この時、身頃の襟ぐりのカーブがきついので、ぬいしろにハサミで切り込みを入れながら、、、
開きながら襟と重ね合わせていき、、、
2枚を縫い合わせます。
おくみの端から端までを縫います。
襟の余分な部分はカットして構いません。
ぬいしろは襟側に倒し、反対端を1cm折りたたんで、、、
襟を半分に折ります。
この時、縫い目をかくすようにしてまち針でとめます。
※襟の両端は、ひもの作り方と同様にきれいにたたんで始末します。
オモテ側から押さえるように縫います。
襟が付くと一気に甚平らしくなってきますね。
ふぅーっ。だいぶ形が見えてきましたね。もう少しです。がんばりましょう!
6.ポケットを縫い付ける
ポケット布の上部のみ三つ折り、他の3辺はロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
ポケットを左側の身頃に縫い付けます。(和服は右前なので、左身頃が表側になります)
7.袖を縫う
袖のパーツ布の中心にしるしをつけ、3辺をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
布端の始末をしてない辺が袖口になるので、この辺を1cm→2cmで三つ折りし、アイロンをかけます。
※まだ縫わない
身頃と袖の中心を合わせてとめたら、縫い合わせます。
袖の両端1cmは縫わずにあけておきますよ。
8.袖下と脇を縫う
下記のように畳み直します。(見えているのは裏側というか身頃の内側です!)
まずは袖下を縫い合わせます。
袖口の三つ折りは一度開いて、ぬいしろを一緒に縫わないようによけながら、下記のように身頃と縫い合わせた縫い目まで縫い合わせます。
反対の袖も同様に縫いましょう。
そのまま次は脇を縫います。
このときひもを挟み込んで縫いますが、右と左で挟み込む位置が変わりますので間違えないように気をつけていきましょう。
※仕上がりをイメージしておくと間違えません。左脇は内側、右脇は外側と覚えておくといいですね!
まずは右脇から縫います。
※裾から5cm分は、スリットになるため脇を縫わずにおきます。
裾から15cmのところで身頃にひもを挟むようにして縫い合わせます。脇の縫い端は下図のように、袖と縫い合わせた縫い目まで、です。
左脇を縫います。
※スリットと縫い端は右脇と同様
ひもの位置は、裾から15cmのところに身頃にひもを乗せるようにして縫い合わせます。
下図のように、右のひもは外側に、左のひもは内側になっていれば正解です。
ぬいしろを割り、スリット部分をコの字で縫います。渡りの部分は返し縫いをして強度を高めます。
「スリット」とは?=衣服のすそに入れた切れ込みのこと。下まで縫わずに少し開けておくことで裾さばきも良く動きやすくなります
9.袖口を縫う
三つ折りしておいた袖口を縫いましょう。
10.ひもを付ける(上着の完成!)
身頃の前の部分にひもを縫い付けます。付け位置は襟のすぐ下です。
身頃のウラ側にしっかりと縫います。
ひもが4本付いて、これで上着が完成です。
11.パンツを作る
さて、あとはパンツです。3枚目の布でパンツを作りましょう。
まずは横半分でカットします。
2枚を中表に重ね半分に折りたたんで、、
股部分をカットします。
1枚ずつ脇と股下をロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
ウエストを1cm→3cm、裾を5mm→1cmで三つ折りします。
三つ折りを一度ひらき、2枚を「中表」で重ねて縫い合わせます。
股下を縫うとき、裾から1.5cmは裾ラインと直角になるようまっすぐ縫うと、あとで三つ折りがきれいに仕上がります。
また、片方の脇にはウエストゴムの通し口として1cm分をあけておきます。
縫えたらぬいしろを開いて、ウエスト・裾を三つ折りで縫います。
ウエストは2本のステッチを入れましょう。下側がゴムを通す道になります。
ウエストにゴムを通して、完成です!
パンツの作り方は、かぼちゃパンツの作り方を参考にしてみてくださいね。すそにゴムを入れるのはご自由にどうぞ。(ここでは入れていません)
手作り子ども甚平が完成!
さて、これでようやく完成です!ちょっと複雑に見えるかもしれませんが、順番に縫っていくとだんだん形が見えてくるのではないでしょうか。
今から作っておけば、心置きなく夏祭りを迎えられますね! 涼しい仕立てなので、蒸し暑い夜のパジャマにも良さそうです。
上下お揃いでセットアップに!
上下合わせてもとっても可愛く仕上がります。
こちらは、nunocotoのかぼちゃパンツキットを活用☆
上着は頑張って、パンツはキットを使って気軽に作る!のもおすすめです。
◎ふんわり、まあるいフォルムのかぼちゃパンツ手作りキット。
こども甚平に合う布(生地)は?
子ども用に限らず、甚平には軽くて乾きやすい質感・生地がおすすめです。
今回は100%コットンのオックス生地を使用しましたが、他にもコットンリネン、ダブルガーゼ、サッカー、などが向いています。
こども甚平のお洗濯の仕方は?
洗濯機で洗っていただけます。ただし、ひもの部分が絡まないように、洗濯ネットや手洗いしていただく方が安心です。
もっと気軽に、もっと簡単にこども甚平を作りたい方におすすめ
◎型紙と布がひとつになった【パターンファブリック:こども甚平】
こちらのページで紹介している「こども甚平」が、型紙不要&製図不要で、より簡単に作れるキットです。
(甚平は工程が多いため、ソーイングに慣れていない方でも作りやすいパターンファブリック「こども甚平」がおすすめです☆)