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手ぬぐい3枚で完成!子ども甚平の作り方
今回ご紹介するのは、なんと手ぬぐい3枚で作れてしまう子ども甚平です!手ぬぐい3枚でももちろん作れますが、ここでは手ぬぐい3枚分の生地分量で使って作りました。
サイズは70~90サイズ。生後10ヶ月〜2歳程度のお子様にぴったりです。パキッとした色合いが夏の夜に映えそうな、biscuit/ピンクを使いましたよ。
★こちらのページの作り方を参考にしました。
【材料】布:110cm(布幅)×90cm(尺)、ゴム:50cm
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これで上着とパンツのセットアップが作れます。
子ども甚平の作り方
1.布をカットする
上記のように各パーツをカットします。細かいですが、間違えないよう慎重に。柄の向きがあるものは更に慎重に。biscuitは三角モチーフに注目すると間違えにくいですよ。上下を確認しながら進めましょう。
写真上部は輪になっています。各パーツ=身頃・そで・ひも・えり・おくみ・ポケット・パンツ。
※布端は、ジグザグミシンであらかじめ始末しておきましょう。
2.身頃を作る
身頃を作ります。子ども甚平の身頃は、前と後ろがつながっていますので、これ一枚のみです。まず身頃の布を縦半分にたたみなおして、首回りにあたる部分をカットしますが、このとき、三角にカットしたら、そこから下まで真っ直ぐ切込みをいれます。
※後身頃の柄が逆さまになってしまうのを避けるときは、肩ライン(真ん中)で切り離し、向きを変え縫い直しておきましょう。
左:カットするところ。右:カットしてから広げるとこんな風に。
3.ひもを作る
ひもを作ります。合計4本のひもが必要です。先日ご紹介した美しいひもの作り方を参考に、丁寧に縫いましょうね。
4.身頃とおくみを縫い合わせる
まずは下記↓の写真のようにカットします。2枚の布の上下を合わせて重ねたら、いっぺんにカットしても大丈夫です。それぞれを広げると右図のようになります。
「おくみ」とは?=和服などのように前を重ねて着るために、前身頃に縫いつけて前幅を広くする細長い布のこと。
身頃とおくみの裾を細く三つ折りして縫います。裾の仕上げはこれだけです。
5.えりと身頃を縫い合わせる
今回は上下の向きがある柄なので、えりを中央でカットして向きを変えて再度合わせ直しました。特に柄の上下の向きのない布(総柄、無地など)ならば、そのまま長い一枚で使用します。
長くなりました!
長くなったえりを身頃と中表に合わせて、ぬいしろ1cmで縫い合わせます。首の中心から合わせていきましょう。もし、えりがはみ出すほど余るようなら、ぬいしろ分を1cm残してあとはカットしてOKです。
アイロンで一度ぬいしろを割り、反対側の端を1cm折ります。折りたたみ方は、ひもの作り方と同じです。順番が肝心。
えりが付くと甚平らしくなってきますね。
ふぅーっ。だいぶ形が見えてきましたね。もう少しです。がんばりましょう!
6.ポケットを縫い付ける
ポケットの作り方の基本として、まずは上辺を三つ折りしてから、ダダーっと直線で縫います。他の三辺は一つ折りでアイロンをかけておきましょう。
そのまま左の身頃の前部分に縫い付けます。必ず左の身頃に縫いつけてくださいね。(和服は右が手前側になりますので、左が外へ出ます)
7.ひもを挟んで脇を縫う
そで下からスリット上まで(両サイド)を縫います。どこまで縫えばいいのか、ですが、ここは先に袖を平たくして置いてみて、肩からそで下までの寸法をきちんと合わせておきましょう。そでの下からスリットの上までを直線で縫いましょう。スリットの長さは下から5cmくらいが良さそうです。そのときにひもを挟み込みます。
◎ひもを縫い付けるときは・・・
左脇は内側に入るように、右脇は外側に出るように。着るときをイメージしながら付けましょう。
残りの2本はこんな風に襟先の下あたりに縫い付けます。表から見たときと、裏から見たとき。
ここがポイント!
丈夫に縫い付けるためには、下記のように四角に縫ってから対角線、がおすすめです。
9.スリットを作る
右と左の両サイドの裾にスリットを作ります。縫い代を広げてコの字に縫いましょう。
「スリット」とは?=衣服のすそに入れた切れ込みのこと。下まで縫わずに少し開けておくことで裾さばきも良く動きやすくなります。
10.袖を作って身頃と縫い合わせる
まずは袖を作ります。写真の下部分をぬいしろ1cmで縫うと輪っかになります。それから袖口も三つ折りで縫います。
おなじ向きで2枚作らないように注意しましょう。右袖が2枚になっちゃった〜!とならないように…。
ここがポイント!
袖を身頃に縫い付けます。まち針を細かく打って、ゆっくり慎重に・・。
起点に注意です。
■袖を肩上げするときは?
子どもはすぐに大きくなりますよね。せっかく手作りした甚平も、来年にはもう着られないなんてことになったらちょっと寂しい。。そんなときはあらかじめ少し大きめのサイズ(袖の長さ)で作っておいて、肩あげの処理をしてあげるとよいですよ。工程としては一番最後に。内側にたくして縫います。
11.パンツを作る
二枚仕立てのズボンにしました。とっても簡単です。オムツの時期の小さいうちなら、裾にゴムを入れてかぼちゃパンツのようにしても可愛いですよ〜。
パンツの作り方は、かぼちゃパンツの作り方を参考にしてみてくださいね。すそにゴムを入れるのはご自由にどうぞ。
手作り子ども甚平が完成!
さて、これでようやく完成です!ちょっと複雑に見えるかもしれませんが、順番に縫っていくとだんだん形が見えてくるのではないでしょうか。
今から作っておけば、心置きなく夏祭りを迎えられますね! 涼しい仕立てなので、蒸し暑い夜のパジャマにも良さそうです。
子ども甚平を着てみました!
通気性も良くて快適な甚平なので、お部屋でごーろごろするのに最適ですね☆
モデル:1歳2か月 普段の服のサイズ:90
そしてこんなかわいいレポートをいただきました!
「近くの神社のお祭りへおでかけしました♪ お賽銭箱のところまでの階段を、よいしょよいしょ登って、ニコニコで手を合わせていました。おしゃれをしたのが嬉しいのか、なんだか得意げに歩いていたような(笑)。歩いている途中で、近所のおばあちゃんにかわいいねぇと声を掛けられてはお礼に(?)深々とおじぎしたり、わんちゃんに手を振ったりと、みんな見て見て~という感じで終始上機嫌でした‥☆」
ばぁばやじぃじやおじちゃんに、「かわいいね~!」と言われてうれしくなって、とっておきのかわいいのポーズ!(笑)
お祭りを満喫したKちゃん。本当によく似合っていますね♪♪
子ども甚平に合う布(生地)は?
子ども用に限らず、衣類として着用するなら、軽い生地感がおすすめです。
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子ども甚平のお洗濯の仕方は?
天然素材の100%コットンなので、洗濯機で洗っていただけます。ただし、ひもの部分が絡まないように、洗濯ネットや手洗いしていただく方が安心です。