光と影、他人と自分、三角と丸。[東京現代美術館 -他人の時間-]
キラキラと緑が輝いて、暖かくて過ごしやすい5月。
外には花が咲き、晴天となれば、1人でだってどこへでも行きたい気分になりますね。
nunocoto読者のみなさんこんにちは、megumiです。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?
私はというと、三重県をぐるーっと観光してきました。
伊勢神宮を周って、夫婦岩を見て、松阪牛に、海の幸…楽しい思い出と美味しい思いができて良い休日となりました。
連休になると感じるのが、独身の時と比べてうんと減った一人の時間。
お子さまがいらっしゃる方はさらにそう感じるのではないでしょうか。
旦那さまや子どもたちと一緒にいるのもすごく楽しく幸せな時間ですが、一人の時間をうんと活用すると心なしかリフレッシュできますよね。
ということで、今回は一人美術館を堪能してきました。
行ってきたのは東京現代美術館の「他人の時間」という展示。
個人的にとてもいい展示でしたので、是非足を運んでみてください。
さすが現代美術館といった風貌。不思議な形の建物です。
さて入り口に向かいます。ガラスの壁は光が反射してきれい。
中は広くて高い一本道。
隣は大きな公園。緑と建物の無機質な様子が対照的なのにとてもマッチしていて気持ちいい。
水玉の光が差し込む素敵な壁。
このカラフルなイス、とってもフカフカで身体が沈むんです。とてもリラックスできました。
ん?うしろの不思議な建築物は…。
滑り台!こういうものがあるのも現代美術館ならではですね。
さぁ、手荷物を全て預けて身軽になったら、いよいよ展示を楽しみます。
そういえばこの時、係のかわいいお姉さんが三脚やカメラなどで大荷物の私にわざわざ声をかけてくれました。
ロッカーだってあるのに、心がほっこりした瞬間。
「他人の時間」展は、上にも書きましたが、個人的にとても良い展示でした。
他の誰か過ごした時間を覗くことで、改めて自分の時間をみつめなおし、するとなぜか人と人の繋がりが心に刺さるように感じることできました。
展示のひとつで、24点の時計が壁に掛かっている空間があります。その時計はそれぞれ針の速度が違っているんです。
一つ一つ見て衝撃を受けて、その空間を見渡してまた、ぎゅっと心臓を掴まれました。
実際に体感して頂きたいので、詳しくは書かないでおきますね。
今までとは少し雰囲気の違ったお土産やさんをぬけると…。
人の少ない休憩スペース。中庭の様子を見ることができます。
さてカフェでゆっくりしようかなと思ったら、
むむむ。うしろに本がいっぱい!
地下に美術の図書館だなんて…!素敵!
木のテーブルがかわいいカフェで、ポットで花が咲く中国茶を。
うんと一人の時間を堪能。
お昼すぎに一本道に戻ると、来館者で賑わっていました。
さて、帰ったら展示の感想を報告しよう。
帰り道は少し大回りして、公園の脇道を歩きます。
緑と風を感じる穏やかな帰り道でした。
今回の展示は2015年4月11日(土)―6月28日(日)まで開催しています。
少し時間ができたら、是非訪れて欲しい美術館でした。
【今回訪れたところ】東京現代美術館
【現在の展示】他人の時間 TIME OF OTHERS