夏の明かりと和の調和[目黒雅叙苑 -和のあかり×百段階段展-]
7月前半は雨が多かったですね。
ようやくの晴れ間に夏らしい暑さを感じると、去年の夏や、あるいはもっと昔の夏を思い出して、今年の計画を考えたり、少し明るい気分になりますね。
nunocoto 読者の皆さんこんにちは。megumiです。
最近、私は友人の結婚式の準備でてんてこまいな日々を送っています。
ムービーを作ったり、ウェルカムボードを描いたり、時間に追われて大変なのも事実ですが、二人の幸せそうに喜ぶ顔を見ると、やって良かったなぁーと幸せを分けてもらえる気がします。
さて、今回はそんな結婚式で有名な「雅叙園」の企画展やイベントなどが行われる百段階段へ。
雅叙園は日本で初めての総合結婚式場ですね。
和の豪華さを存分に感じることのできるその空間は、華やかで優美で素晴らしいものがありました。
ちなみにこの展示、文化財の百段階段の写真撮影が可能です。
普段撮影不可な場所なだけに、写真好きな方は是非訪れてみてください!
(※この企画中は撮影が許可されています)
今回の展示、「和のあかり展」はまさに夏のイルミネーションと言うような感じです。
入り口には有名なお祭り、「秋田竿燈まつり」と「仙台七夕祭り」の主役が展示されています。ありがたいことに、撮影スポットという札があるので、どなたでも素敵な写真を撮ることができます。
入り口を抜ければ、展示スペースまで続く廊下と中庭があります。細やかで美しい日本の壁画に思わず足が止まります。
いよいよ展示スペース「百段階段」へ。古い階段の天井には扇の絵が描かれており、足元には階段の段数が記してあります。子供でも楽しんで数を数えながら登ることができますね。
階段の途中に7つの展示スペースがあります。最初の展示は、葛飾北斎と、江戸職人のあかりです。とにかく豪華な一間。
江戸の芸術品。かんざしは和のあかりを浴びてより美しく飾られていました。
葛飾北斎の「冨嶽三十六景」なども、どこかモダンに展示されています。
二つめの展示はお祭りのあかりです。
豪華絢爛な世界。
お祭りの音が聞こえてきそうなほどの迫力です。
3つめの展示は江戸風鈴とアート竹林です。カラフルで涼しげな音が夏の始まりを知らせてくれます。
4つめの展示は闇夜に浮かぶ月のあかりです。ブルーの月のあかりはプロジェクトマッピングで満ち欠けをしていきます。幻想的な一間です。
5つめは草木のあかり。ここは女性のカメラ好きが喜びそうな、可愛らしい世界。自然の温かみとライトが気持ちよく融合しています。
秋を感じるオレンジ色の光。
夏の風物詩のホウヅキはぼかすとハート形に。
6つめは和紙のあかりです。ふわっと優しいあかりにつつまれた一間です。
ひとつひとつがとても美しい和紙のライト。
畳との相性が抜群で、ほっこりしました。
7つめはいよいよ最上階。100段登ったとは思えないほど疲れを感じません。頂上の間と記されたそこには「山口七夕ちょうちん祭り」のちょうちんが周りを明るく照らします。
奥には「山口柳井きんぎょちょうちん祭り」のきんぎょたちがアーチを描いています。可愛いお顔だなぁーと写真を撮っていると…
お!日本代表を発見!笑。
帰りも登ってきた百段階段を降りていきます。古い旅館のような味のある雰囲気。
お土産やさんに寄って、帰りのエレベーターに乗ります。そのエレベーターがとても豪華で特別なところへ連れて行ってくれるような、期待をもたせてくれました。
帰りは中庭を通ります。ビルと日本建築が混ざったような外観。小さな滝なども中庭にあり、なんだかお金持ちになった気分。
来た道を戻る工程も、違った角度からベストショットを探せて楽しかった。
「和のあかり×百段階段展」は
2015年7月3日(金)~2015年8月9日(日)まで。
日本の美しさを改めて体感できる空間です。夏の期間だけしか開催されていない、夏のあかりを存分に楽しんでくださいね。
【今回訪れたところ】目黒雅叙苑