
明るい建物と降りていく順路 [ポーラ美術館 -紙片の宇宙 シャガール・マティス・ミロ・ダリの挿絵本-]
その日は桜がまだ咲き始めて間もない時期でした。
nunocoto読者のみなさんこんにちは、megumiです。4月はいい季節ですね。
お花見はもう済みましたか?
暖かい日が増え、花が咲くこの季節。ふらっとお出かけしたくなる方も多いのではないでしょうか。
はい。私もその一人です。
ということで、今回は少し遠くまで足を運んでみました。箱根まで車でぶーんっと。
今回行ってきたのは、ポーラ美術館の「紙片の宇宙 ‐シャガール、マティス、ミロ、ダリの挿絵本‐」。
駅から遠く山を登っていくのですが、バスも出ているのでご安心を。
場所が箱根なので、道中も楽しめました。
ガラス張りの綺麗な外観。
3月の末はまだ草木が寂しかったのですが、新緑の季節にゆけばまた違った表情も楽しめそうです。
入り口は2階にあって、1階、地下1階、地下2階とどんどん下に降りていく順路で進んでゆきます。
エスカレーターを降りたらお土産屋さんと受付とレストランがあります。ガラスの屋根は太陽の光をふんだんに取り入れて、とても明るい。
お土産屋さんには、おしゃれでちょっと変わったアイテムが置いてあります。
展示の仕方がかわいいです。
隠れたところにあるロッカールーム。この配慮が嬉しいですね。私もレンズとカバンを預けました。
まずは腹ごしらえ。レストラン「アレイ」でパスタを。
大きいガラス窓から太陽と緑とテラスが見えて開放的な空間です。でも3月末はまだ緑がないので写真はなしで…(笑)
かわいいもの発見。ミュージアムシュガー。
一息ついたら、さぁもう1階下がって展示を愉しむことにしましょう。
今回の行った展示は絵画ではなく、挿絵が描かれた本が展示してあります。
有名な画家たちが絵画をより身近に感じられるように考えたのが、コンパクトで自由に鑑賞できる本という形の挿絵という手段でした。
現代で例えるなら、スマートフォンのゲームのような存在だったのでしょうか。スマートフォンが普及して、普段ゲームをしない人も手軽にゲームを楽しむようになりましたよね。
絵画のような一部の裕福な人間しか目にしないものから、版画技術により多くの人の手に渡る本へ。
いつの時代も多くの人が豊かに過ごせるよう、考えて進歩して、今の暮らしがあるんだなと感じる事ができました。
美術館内には情報コーナーというエリアがあって、展示の事や作者の事などパソコンを使って調べることができます。より深い知識で展示を進めることが出来ますよ。
それにしても、今回の展示は現代的でおしゃれだと思うものが多くありました。私が生まれるうんと前の作品なのに。
ちなみに、気になっていた美術館の明るい壁。
近くで見てみると、半透明のプラスチックのような素材で出来ていて、後ろから光が照らされています。
なるほど、だから美術館全体が優しい明るさなんですね。
帰る前に地下1階のお土産屋さんへ。こちらもおしゃれ。
ときめくものが多すぎて困りました。モビールかわいい・・・。
赤と白が印象的なカフェ。軽食なども食べれます。
今回の展示は残念ながらもう終わってしまいましたが、ポーラ美術館では9月27まで「セザンヌ展」が開催されています。
ご興味あれば是非。
ついでに周りの温泉も楽しんで心も体もリフレッシュできればいいですね!
【今回訪れたところ】ポーラ美術館
【現在の展示】セザンヌ 近代絵画の父になるまで