こどもキャップキットの作り方(ご購入された方向け)

こどもキャップキットの作り方を紹介します。
nunocotoのこどもキャップキットをお手元にご用意して、進めてください。

パーツは多いですが、同じ形を縫い合わせていくので作り方はシンプルです。

作業時間の目安【2時間】

こどもキャップキットの作り方

必要な道具
まち針、ハサミ、針と糸、こどもキャップキット

ミシンの縫いはじめと縫い終わりは必ず返し縫いをしてくださいね。
手縫いの場合は、細かいなみ縫いか半返し縫いで作りましょう。

1.パーツを裁断する

型紙を切って、準備します。
パーツは本体・ベルト・ブリム(つば)の3つ。ぬいしろの含まれない型紙です。

表布のウラに型紙を載せて、型紙を書き写します。
まずはベルトから。実寸の半分の大きさの型紙です。
柄生地のオモテを内側にしてベルト型紙の長さで折りたたみ、「折り目」と「わ」の部分をぴったりと合わせます。
(布端から1cmあけて型紙を置きます)

まち針でとめたら、周囲に1cmのぬいしろをつけたいので線をひきます。

この線でカットしていきます。
2本必要なので、同じようにもう1本、もしくはタテ4cmをはかってカットしてもOK.

「折り目」と「わ」を合わせることを忘れずに!
長い2本の布が裁断できました。

残りは、本体とブリムです。

型紙を置き、線をひきます。
この線が縫い線です。サイズ通りに作るためにとても大切な線ですので、丁寧にうつしてください。

周囲にぬいしろ1cmの線をひきます。

本体は4枚、ブリムは2枚必要です。
パーツが多いので1枚ずつ裁断せずに、すべてのパーツが生地に収まるか確認してから裁断すると良いでしょう。
心配な場合は、型紙を複製して並べてもいいですね。
※縫い線でカットしないよう気をつけて、かならずぬいしろ線でカットします!

同様に裏布(無地)も裁断します。こちらは本体部分のパーツ4枚のみです。
上下のない生地ですので互い違いにして4枚裁断します。
こちらもぬいしろ1cmをつけるのを忘れずに!!!

本体おもてうら各4枚、ブリムおもて2枚・接着芯1枚、ベルト表2枚です。
接着芯は、ぬいしろをつけて裁断したブリムに合わせてカットしておきます。

カットできたら、あて布をしアイロンを押し当てて接着していきます。
(キラキラしている面が接着面です。ブリム生地のウラと接着面が合うように重ねてください)

2.本体パーツを縫い合わせる

表布の本体パーツを2枚、中表に重ねます。
縫い線同士が合うようにまち針でとめながら進めていきます。

タグをつける場合は、ここで挟み込みます。
※「手縫いガイド」を参考にお好きな位置につけてくださいね。

縫えたらぬいしろを5mmに切りそろえます。

そのあと、アイロンでぬいしろを2枚一緒に片側にたおします。
パーツを縫い合わせる度に、「ぬいしろカット」と「アイロンでたおす」はやっておきましょう。
きれいな仕上がりにするための大事なポイントです!

中表に合わせながら4枚のパーツすべてを縫い合わせます。
内側布も同様に。

縫い合わせるときのポイントは、てっぺんの角をきちんとそろえていくこと。
4枚のパーツがきれいに合いますよ。

ぽこんと可愛い形が二つできました。

3.本体部分の仮縫い

オモテ本体とウラ本体を外表に重ねて

下辺の縫い線が合うようにまち針でとめていきます。
先ほど縫い合わせた縫い目がぴったりと合うように重ねましょう。

重ねたら、布端から5mmで縫い合わせます。

4.ブリムを作る

ブリムとは、帽子のつばの部分です。
ブリム布2枚を中表に合わせて縫い合わせます。

ぬいしろに1cm間隔で切込みを入れます。
縫い目の糸を切らないように慎重に。

こうすることで表に返したときにきれいなカーブが出来ます。

表に返したらアイロンできれいに形を整えましょう。
布端から、2mmと5mmのところにステッチをかけます。

接着芯を貼った布が表側に見える面になりますので、
その面をみながらステッチをかけていくときれいに仕上がります。

5.ブリムを挟み込み、ベルトと縫い合わせる

まず、ベルト布の上、下それぞれ1cm折り、アイロンをかけます。

折り目を一度開き、横半分に折ったらぬいしろ1cmで縫い合わせ輪にします。
(ぬいしろはひらく)

内側と外側のベルト布の縫い目を10cmずらして、中表に合わせます。
縫い目と縫い目の中心が「後ろ中心」です。「後ろ中心」と「前中心」にしるしをつけておきましょう。

ベルトとベルトの間にブリムを挟み込み
それぞれの前中心をしっかりと合わせて縫い合わせます。

そのとき、★から★を縫い合わせていき、
後ろ側の縫い目と縫い目の間10cmは、ゴム入れ口となるため縫わずにあけておきます。

柄に向きがあるときは

柄に上下の向きがあるときは、柄の下側にブリムをはさみ縫い合わせますよ。

ベルトを表に返してアイロンで整えます。

縫わずにあけておいたゴム入れ口はこんな感じ。

6.本体とベルトを縫い合わせる

前中心、後ろ中心を合わせながらオモテ本体とベルトを中表に重ねて

ぬいしろ1cmで縫い合わせます。ぐるりと一周縫ってOK。

ベルト部分を起こし、布端の折り目を戻します。

本体と縫い合わせた縫い目をかくすようにベルトを折りたたみ、


まち針でオモテからとめていきます。

ミシンで縫っていくのですが、落としミシンで縫います。
落としミシンとは、縫い代の割れ目や、きわなどに表からかけるステッチのことです。
ゆっくりとゆっくりと、ベルトと本体の間を縫い進めます。

もし裏側のベルトが一緒に縫えていないときは、手縫いで縫いとめれば大丈夫!!!

7.ゴムを縫い付ける

後ろのゴム入れ口から、ゴムを縫い付けます。

ゴムの端をベルトの縫い目より1cmほど奥へ入れ込み、まち針でとめておきます。

両端を止めると、ベルト布がくしゃっとしますがこれでよし。
大きさを調整する場合はこの時に、ゴムの長さで調節してくださいね。

縫い目に重なるように、何度か返し縫いしてしっかりとゴムを縫い付けます。

8.ベルト下側にステッチをかける

ゴムが縫えたら、ベルトの下側にステッチをかけていきます。
縫いはじめは、帽子の左後ろあたり、ゴムの入っていない部分からが良いでしょう。

ぐるりと縫っていくと、後ろ側はゴム入れ口があるので
布端をきれいにそろえて縫っていきます。

ゴムで引っ張られているので

布を伸ばしながらゆっくりと縫い進めてくださいね。

完成です!!!!

ツンとのびた形がとっても可愛いキャップです。

後ろはこんな風にクシュっとゴムが効いてます。

作ったキットはこちら

こどもキャップキット

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nunocotoスタッフからのおしらせなどです。

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