贅沢な手編みのざっくりニットカーディガン

寒中お見舞い申し上げます! 皆様はどんなお正月をお過ごしでしたか?
私は実家に親戚が集まり賑やかなお正月を過ごしました。
12月30日のお餅つきに始まり、母と弟のお嫁ちゃんと、とにかくお料理を作ってばかりいました。
紅白もそこそこに、大晦日のぎりぎりまで、お重におせち料理を詰め込んでいました。
子供達は、いとこ同士、みかん片手にわいわいがやがや。おじちゃん猫のロクが、いつも寄り添ってくれて。
そんななんでもない平和な時間がとても愛おしく思えた新年でした。
私は今年、どんな毎日を送りたいかな?
やっぱり大切な人達に囲まれて、好きなものを丁寧に作っていきたいです。


コラム連載最後となる今回ご紹介したいのが、ざっくりとした手編みのカーディガンです。

三國万里子さんのアランのカーディガン。お気に入りの一着です。


私のお気に入り、寒い冬になったら一番に手を伸ばしたくなるアランのカーディガン。
おばあちゃんになってもずっと着たいなって思える一着ができました。


作り方レシピは、大好きな三國万里子さんの本『編みものワードローブ』から。

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見頃と袖は編みあがりの表情がかわいい「鹿の子編み」。
実は、表編み(メリヤス編み)と裏編みを順に編んで行くだけ。とても基本的な編み方です。
裏側にかえしたら、表身頃の模様とは交互になるように、裏・表・裏・表…の順に編みます。
こちらは一目ごとに表裏を繰り返していますが、二目ごとの繰り返すとまた違った表情に。
初心者さんでも取り組みやすいし、しっかりとした伸びにくい編み目になるので小物にもおすすめです。

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一見複雑そうに見える「なわ編み」や様々な「模様編み」。
これらも「鹿の子編み」と同じように、表と裏編みの繰り返しです。
糸を交差させたり休ませたり、少しだけワザも必要ですが、編み物のスパイスみたい。
ひたすら同じ模様を編んでいくより、リズムが心地よくなって、止められない(笑)ドキドキしながら慎重に。
一番難しいのは、以外にも模様編みを始める一番初めの段かもしれません。
まだ何もないところに土台を作っていくわけですから暗闇を手探りで歩いている気分?2段3段と進めるうちに、柄が立ち上がってきたら、ひと安心。

万が一間違ってしまったら、潔くほどくのが一番早い解決方法に思えます。ごちゃごちゃ悩むよりもね。

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ひととおりパーツができました。
ボタンをつけるための「前立て」は、一方を「掛け目」でボタンホールを作りながら編みます。
「前立て」は細いので、形をピシッと綺麗に編むのが難しい。いつも私の課題です。
これらすべてのパーツを綴じていくのが、最後のひと仕事です。早く仕上げたい気持ちを少しだけなだめながら丁寧に。
焦るときつく綴じてしまい仕上がりが上手くいきません。

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こちらの白いカーディガンはうちでは「乙女」と呼ばれている…(笑)中学生の長女がよく似合います。
ひたすら横に長―い裏編みをして(砂漠のようにつらい。)、作っておいた袖のパーツも一緒に一気に拾っていきます。
そして模様編み。ヨーク部分は減らし目によって柄がだんだん小さくなっていきます。
袖の模様編みとピッタリくっついた時には感激です!

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このカーディガン、表身頃と裏身頃を一気に編んでしまうので、最後に綴じる部分が少ない!やっほーい♪


さて、お次はこちら。
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モノトーンの模様が印象的なカーディガンは、「乙女」と似た作り方です。表身頃、裏身頃を一気に仕上るので最後は前立てと襟ぐりを編めば出来上がりです。
実はこちらのカーディガン、棒針の号数を減らしすぎて、思いの外、小さくできてしまいました。
なので、襟ぐり部分はそれまでの図案を参考に、自分で勝手に編み足しました。
ここがニットのスゴイところだと思います。ニットは編みながらもいろいろと融通がききますよ。
仕上がりですが、目が詰まっていてとっても暖かいです。

次女がもう少し大きくなったら着てくれるといいなあ。
目が詰まってしまうと不思議と重たくなるから嫌がるかな‥。小柄な私の母にも似合いそう。悩みます。

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そうそう、忘れてはならないボタン選び。実はこれがお楽しみ。アランのカーディガンには、ずっと大切にしていたフランスのアンティークボタンを使ってみました。

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それぞれのカーディガンに合ったニュアンスのあるボタンを探します。
着なくなったコートやカーディガンからとっておくこともあれば、いつかのために買っておいた、とっておきの中から見つけます。

糸は、刺繍糸やジーンズ用の30番の糸をよく使います。

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ボタンをしっかり留めるために力布をします。洋裁用の小さな「力ボタン」を使ったり、かぎ針で小さな円を編む方法も。私は手軽にフェルトを使っています。
アクセントにカラフルなフェルトを使っても良いですよね。



おまけ。

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前回紹介したストール、まだ途中ですが、ここまで編みました!
細かい毛糸でなかなか進みませんが、頑張っただけあって、とても肌に柔らかな心地よいストールになりそうで楽しみです♪

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巻き方によって表情が違っていろいろ楽しめそう。編みあがったらお水を通してキレイに形を整えてあげます。
大切に編んだストール、春先まで使えるといいな。


* * * * *


さて。今回で、こちらで連載させていただいた編み物コラムは最終回となります。
つたない私の文章を読んでくださった方、そして、このような機会を与えて下さったnunocotoさんに、心から感謝しています。

かぎ針編み・棒針編みと、編み物の世界は本当に奥深くて、いろんな切り口から楽しめるのが魅力。
一本の糸から、ぐるぐる編んでいって立ちあがっていく感じ。何度くりかえしてもドキドキしてしまう。
そして、編み物をしている人はボケないとか…(笑)そんな特典もあるそうですよ。

まだまだ編み物の世界に片足を突っ込んだくらいの私ですが、いつか自分でデザインしたニットを編めたら!と思います。
またどこかでお会いできたらと思います。本当にありがとうございました!!




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「my favorite knitting」の一覧

繊細な模様がひときわ映える、棒針編みのベスト
小物ではじめる冬じたく ~手袋・ニットキャップ~
teramiho

編み物を始めたのは小学生のころ。かぎ針でぬいぐるみのベストを編んでから。 肌ざわりのよい優しい毛糸や、色のキレイな糸に惹かれ、ますます編み物のとりこになっていく日々。夢は自分で羊毛を紡いで編むこと。 不定期で編み物ワークショップの講師などもつとめる。

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