Vol.17

ベビーベッドは必要?

「出産準備」と聞いてまず思い浮かべるもののひとつが、ベビーベッドかもしれません。とはいえ、ベビーベッドを使わないパパ&ママもたくさんいます。用意するとなるとそれなりのスペースが必要なだけに、準備をためらう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ベビーベッドのメリットやデメリット、ベビーベッドの種類、そして先輩ママの体験談をお届けします。

ベビーベッドのメリット

  • 小さなお子さんや室内で飼っているペットが、好奇心から赤ちゃんにちょっかいを出す心配がある場合は、ベビーベッドを使うと安心です。
  • ベビーベッドは高さがあるため、赤ちゃんを埃から遠ざけられます。
  • 赤ちゃんは大人よりも汗っかき。ベビーベッドなら床に布団を敷くよりも通気性が良いので、布団が蒸れにくく快適です。
  • 大人と同じベッドで眠る場合、振動で赤ちゃんを起こしてしまうことがありますが、ベビーベッドならば、その心配がありません。
  • ベビー用の設計になっているため、大人のベッドと違い赤ちゃんが寝るのに適切な硬さになっています。
  • おむつ替えや着替えスペースとして使えます。出産後のママは、睡眠不足も重なって本調子ではありません。かがむのも一苦労という場合があるので、立ったままおむつ替えや着替えをできるのは、予想以上に助かるはず。
  • 荷物台がついているタイプのベビーベッドを使えば、おむつや着替えなど、赤ちゃんのお世話グッズをひとまとめにできて便利です。
  • ベビーベッドの中には、ベビーベッドとして使い終わった後に、ジュニアベッドとして使えるものやベビーサークルとして使えるものなどがあります。そうしたグッズを買う予定があるならば、拡張性のあるベビーベッドを買っておけば二度手間がありません。
  • 赤ちゃんをベビーベッドに寝かせることで、パパ&ママが寝ている間にうっかり赤ちゃんを圧迫してしまう心配や、赤ちゃんが大人の布団で窒息するといった心配がなくなります。

ベビーベッドのデメリット

  • 何といっても場所をとります。おうちが手狭な場合は、ベビーベッドが邪魔になる可能性は大。
  • コンパクトにたためるものでない場合、使い終わった後のベビーベッドの収納場所に困るケースも多数。
  • 添い寝の場合、寝ているときも赤ちゃんの変化に気づきやすいですが、独立したベビーベッドに寝かせていると、赤ちゃんの急な変化に気づきにくいことがあります。
  • 夜中の授乳や寝かしつけなど、独立型のベビーベッドを使っている場合、毎回起き上がってベビーベッドまで行って…という手間があるため、ママの身体的&精神的な負担が大きくなります。
  • ベビーベッドからの転落事故は多いもの。特に赤ちゃんがつかまり立ちをするようになると、柵をしていても目が離せなくなります。
  • それなりの大きさがあるため、使用後誰かに譲る際も持ち運びや発送が大変です。

ベビーベッドの種類

ベビーベッドのサイズは、大きく分けて2種類。標準サイズが120cm×70cmで、ミニサイズが90cm×60cmです。
また、サイズのほかにも、素材や機能などチェックしたいポイントはいくつかあります。下記の特徴を参考に、ライフスタイルに合ったベビーベッド選びをしてくださいね。ネットタイプ兼サークルタイプなど、複数の特徴を持つベビーベッドも多くあります。

  • ノーマルタイプ:木製のもので、高さが何段階かで調節できるものが一般的です。一番高くしたときの高さが、商品によって異なります。大人のベッドの高さと同じくらいのものや、大人の腰の高さくらいになるものなど、普段の生活のなかで赤ちゃんのお世話をしやすい高さを選ぶと良いでしょう。
  • ネットタイプ:4面がネットになっているもの。木製に比べて軽く、持ち運びがしやすかったり、コンパクトにたためたりします。
  • サークルタイプ:ベビーベッドとしての役目を終えた後に、ベビーサークルとして使うことができます。
  • ジュニアベッドタイプ:ベビーベッドとして使い終えた後、子ども用のジュニアベッドとして使うことができるもの。伸長型と組替え型があります。
  • 添い寝タイプ:片面の柵がなく、大人のベッドにぴったりと付けて使うことができます。

先輩ママに聞く!ベビーベッドは用意した?

たまたまお下がりのベビーベッドをいただいたので、試しに使ってみたところ大活躍。家事をするときも、柵があるので寝かせていて安心だし、おむつ替えもかがまなくて良いので楽でした。ただ、7ヶ月でつかまり立ちが始まり、柵の上から覗き込んで転落するという事故があってからは、使わなくなりました。(Aさん)

ミニサイズのベビーベッドをレンタルしましたが、結局ベビーグッズ置き場とおむつ替え台としてしか使いませんでした。(Yさん)

もともとキングサイズのベッドで寝ていたので、最初から大人のベッドで添い寝にしました。夜中のおむつ替えや授乳もラクチンだし、特に狭さも感じていません。(Hさん)

家族全員布団で寝ています。赤ちゃんがベッドから落ちる心配がないので安心。二人目が欲しいと思っているので、二人目が生まれたらさらに布団を並べて家族みんなで寝る予定です。(Mさん)

出産後のママは、ゆっくり休む暇もなかなかありません。そこで、ベビーベッドを用意するかしないかは、ママがどれだけ楽にお世話ができるかに重点をおいて考えてみることをおすすめします。