日付と曜日感覚の身につけ方~食いしん坊バージョン~
こんにちは!
「IEbiyori別館~住まいと収納のちょっといいはなし~」へようこそ!
こちらで早くも3回目のコラムとなり、
2回目のコラムから、もう1ヶ月も経っていることに驚いています。は、はやいっ!
あっという間に年末がやってきて、何もしないまま新年を迎えてしまいそうで
ちょっとびくびくしている私ですが、今回もよかったらどうぞお付き合いください。
今回は『日付と曜日感覚の身につけ方~食いしん坊バージョン~』をテーマに
子供の日付感覚、曜日感覚の身につけ方について紹介させていただきます。
我が家の長女は小学2年生です。
長女が赤ちゃんの頃、抱っこして歩いていると、特に年配の女性に
「女の子は楽よぉ~」と声をかけられていました。
新米母であった私には「???」な言葉だったけど、最近、大先輩たちが
声をそろえておっしゃっていたことが、よぉーく理解できます。
数の数え方、ひらがな、カタカナなどなど、子供の成長に応じて
マスターするであろうことを、長女はこちらから特に何かしなくても
自然と身につけてきました。
いつの間にやら色々と覚え、いつの間にやら一人でできることがたくさん。
それが長女でした。
そして現在年長さんの長男はというと、長女と同じく、こちらから特に何もしないでおくと
見事に何も身についていません(汗
読み書きなどは、長女のスパルタ特訓(?)の成果もあって、なんとかできるようになりました。
問題は、日付と曜日の感覚です。
何曜日に体育服を持っていくとか、明日は何日とか、長男に聞いてみても「???」な反応でした。
自然とマスターしてしまう女の子。
自然とはマスターしてくれない男の子。
大先輩方の「女の子は楽よぉ~」の言葉の意味がようやくわかったのです。
(もちろん、例外もたくさんあると思います!)
世の中には幼児用テキストはたくさんあるけど、きっと我が家の長男は
真剣に向き合ってくれないだろうなと思ったので、彼の得意分野とからめて
日付&曜日感覚を養ってもらおう!と母は思いました。
彼の得意分野、それは「食」。
3人兄弟の真ん中で、「お兄ちゃん」としての役割と、「弟」としての役割を求められる彼は、何かと不器用で叱られる回数も多いけど、
「食」に関しては離乳食の頃からずっと優等生なのです!
好き嫌いや食べムラなどなく、なんでもモリモリ食べる彼の楽しみの一つである給食。
その給食献立表を毎日確認させているのですが、給食献立表には、
「お箸の日」と「スプーン&フォークの日」が不定期にあり、それは献立表を見ないとわかりません。
お箸とスプーン&フォークを間違えたら、給食を食べられない!と思っている長男は、
毎朝欠かさず献立表をチェックしています。
子供たちの給食献立表はキッチンの背面カウンター引き出しにあります。
引き出しを開けると、A5サイズのカードケースに入った給食献立表が二つ(小学校と幼稚園)。
この献立表を、子供たち自身で毎日確認しています。
苦手な日付や曜日だけど、今日が何日or何曜日かわからないと
お箸やスプーン&フォークの準備はできません。
大好きな「食」がからむと、長男も必死に考えるようになりました(笑
「きのうが9日だったから~、きょうは10日!だからおはしだ!」
とブツブツ言いながらお箸を準備しています。
こんなことを毎日続けていると、自然と日付&曜日感が身についてきました。
日付感覚が身につくと、忘れ物もなくなるし、最近では長男の方から
「おかあちゃん、牛乳パックはあしたまでだよ!」と提出を催促するようになりました。
そして、曜日感覚が身につくと、
「きょうは金曜日だから、手さげバッグも巾着ぶくろもせんたく~」と
こちらから何も言わなくても、週末の洗濯ものを洗濯機に持っていったり、
「あしたはサッカーだ!」と言ってボールやユニフォームを準備するようになりました。
年長さんになって、自分で給食献立表を確認するようになって半年。
日付や曜日感覚だけでなく、先を見て自発的に行動できるようになったのは
驚くほどの成長だと思います!
こちらからいくら言っても身につかなかった長男、得意の「食」をからめてみたら
こんなにも自然と身につけられるなんて…!
幼児はカレンダーをなかなか見てくれません。
でも、給食献立表という「毎日必ず確認するカレンダー」をうまく活用すれば
幼児の日付&曜日感覚を身につけるのも、そんなに難しいことではないと思います。
長女と違って、たくさん声かけしないと色々なことができない長男でしたが、
この給食献立表作戦のおかげで、小学生になるための準備が
ようやく整ってきたなーとホッとしています。
「女の子は楽」
「男の子は大変だけどやりがいがある」
母になって8年、こんなことを思うのでした。