Vol.12

臨月までに何をやっておく?

臨月とは、妊娠36週0日から39週6日の時期のこと。一方、産科で出産OKが出る「正産期」は、妊娠37週0日から41週6日までの間を指します。「臨月=正産期」というわけではないので、臨月に入ったばかりの妊娠36週目で生まれると早産になります。
とはいえ、臨月ともなれば、いつ生まれてきてもおかしくありません。遠出はもちろん、近場でも長時間の外出は控えて、ゆったりと過ごしたいもの。出産前にやりたいことは、臨月までに済ませておいた方が良いでしょう。

臨月までに何やっておく?

臨月までに、何をおいても終わらせておきたいのが出産準備です。こちらは「vol.3 出産準備から暇つぶしまで!産休に入ったらやりたいこと」の回で「ベビー布団から名前まで!出産準備のラストスパート」として一覧にしているので、併せてチェックしてみてください。今回は、「これだけはしておかないと!」という必須の出産準備ではなく、それ以外の事柄をリストアップしてみました。

  • ショッピング:臨月には、お腹の大きさも最高潮に達します。子宮が下がり始めると、ママは歩くのがやっとという状態になることも珍しくありません。ベビー服やベビーカー、子ども用の家具やおもちゃ、ママの洋服など、こだわりを持ってショッピングを楽しむなら臨月に入る前がベスト。
  • デート:パパとのデートをのんびり楽しめるのは、赤ちゃんが生まれる前まで。子どもが小さいうちは、美術館や映画館などの静かな場所に行くことも難しくなります。今のうちにパートナーとの楽しい思い出をたくさんつくって、生まれてきたお子さんに教えてあげましょう。大きくなったら一緒にその場所を訪ねて「お腹の中にいたときに来たことがあるんだよ」と話してあげるのも良いですね。
  • マタニティフォト:臨月ぎりぎりまで待ちたい気持ちもあるかもしれませんが、少し余裕を持って撮っておいた方が、お腹の赤ちゃんにもママにも負担が少ないのでおすすめです。出産予定日直前に撮影を予定していた場合、出産が早まって結局マタニティフォトを撮ることができなかった…という残念な結果になる可能性も。
  • 友達と遊ぶ:出産後は、生まれたばかりのベビーに合わせた生活になります。子どものいない友達とは行動範囲も行動時間も変わってくるので、臨月に入る前の比較的身軽なうちに食事をしたり、お出かけを楽しんでおくのがおすすめ。フレンチレストランや和食店など、子連れでは行きにくいお店に行っておくのも良いですね。出産経験済みの先輩ママに会って、出産後の生活や便利グッズなどの情報収集をしておくのも良いでしょう。
  • 美容院へ行く:出産後の数ヶ月は、授乳と赤ちゃんのお世話に追われて睡眠も充分とれない状況に…。睡眠時間を削って長時間ドライヤーをかけたり、髪のお手入れをしたりするのは大変。とはいえ、ボサボサ頭では気持ちも荒れてしまいますよね。出産前に手間のかからないヘアスタイルにしておくと、出産後に時間と気持ちの余裕が生まれます。前髪のある髪型の方が、産後の脱毛跡が目立ちにくいですよ。
  • 小物づくり:激しく身体を動かすわけではないので、臨月に入ってもできないことはないのですが、同じ姿勢をとり続けることや集中して細かな作業を行うことが大変になってくるので、ベビーの小物づくりもできるだけ臨月までに済ませておき、臨月に入った後はプラスアルファの小物をつくる程度にすると良いでしょう。
  • 読書:臨月に入っても読書はできますが、読み終えるには多少時間が必要です。普段より疲れやすいことも考慮に入れて、読み終えたい本は臨月に入るまでに読んでおきましょう。でないと出産後に続きが気になって、イライラしてしまうかも…!?

臨月直前まで仕事で出張に行っていたという妊婦さんもいれば、予定日の数ヶ月前から管理入院で自由な時間はあまり取れなかったという妊婦さんもいます。妊娠期間中の生活も体調も人それぞれ。共通していえるのは、リラックスした状態がママにとっても赤ちゃんにとっても良いということ。
やりたいことがいっぱいで困ってしまう妊婦さんは「これをしなくちゃ!」と焦るよりも、「あれもできた」「これもできた」と楽しみながら臨月までの貴重な時間を過ごしてくださいね。