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人によってこんなに違う!つわり
つわりを経験したことのない人が「つわり」と聞いてイメージするのは、ドラマなどで見かける「女性が口を押さえて流しに駆け寄る」というシーンではないでしょうか。しかし、それはつわりの一面でしかありません。食べものの匂いをかぐだけで気持ち悪くなるつわりもあれば、食べていないと気持ち悪くなる「食べづわり」もあります。中には自分自身がつわりだったことに気づかないで過ぎてしまうケースも…。
代表的なつわりの症状
主なつわりの症状としては、次のようなものがあります。
- 吐き気や嘔吐
- 匂いに敏感になる
- 胃のむかつき
- 食べものの好みが変わる
- 食べていないと気持ち悪い
- 眠くてたまらなくなる
- 唾液が増える
- 頭痛や肩コリ、だるさを感じる
先輩ママに聞く!「千差万別のつわりの症状」
食べものの匂い、特にご飯が炊ける匂いがダメになりました。キッチンやリビングにご飯の匂いが充満するのが耐えられなくて、炊飯器をお風呂場に持って行って、匂いが漏れないようにしていました。(Nさん)
酸っぱいものが好きになり、自分が作ると酸っぱいものばかりのメニューになってしまって。家族にちょっと申し訳なかったです。(Aさん)
普段は全く食べないインスタント焼きそばが大好きになり、それしか食べられない状態になりました。しかも「この商品じゃなきゃダメ!」という状況で。違うメーカーの焼きそばだとダメなんです。それを家に買い込んでひたすらそればかり食べていましたね…。(Mさん)
フライドポテトが止まりませんでした。仕事の帰りに駅前のバーガーショップに寄ってフライドポテトを食べながら家に帰る…というのを、よくやっていました。産まれてきた子は、フライドポテトが大好き。赤ちゃんが食べたがっていたのかな。(Sさん)
妊娠3ヶ月頃から6ヶ月頃まで膨満感に悩まされました。胃が荒れているのかな?と思っていたら、妊婦の友達に「それが、つわりだから」と言われて初めて気づきました。(Aさん)
眠くて眠くてしょうがなかったです。仕事をしていても眠気が襲ってくるほど。職場では昼休みに応接室のソファを借りて寝かせてもらっていました。(Yさん)
どんどん匂いに敏感になっていって、食べものを一切受け付けなくなってしまいました。全部ガソリン臭く感じて、気持ち悪くて。点滴で栄養補給をしてもらっていました。(Mさん)
つわりのピークはいつ?どうやって乗り切る?
妊娠7週~9週(2ヶ月~3ヶ月)の頃がつわりのピークだといわれています。吐き気や嘔吐で食べものを受け付けない場合は、食べられるものを食べればOK。「赤ちゃんへの栄養が…」と気に病んでしまうと、ストレスからさらにつわりがひどくなることもあります。ゼリーやシャーベット状にするなど、喉越しを良くすることで食べられる場合もあるので、自分の食べやすい形状を探してみてください。また、多少家事を休んででも、眠いときには眠って身体を休めることが大切。体重がどんどん減ってしまう場合やつわりが長引く場合は、病院に相談しましょう。
つわりを乗り切るための一番の武器は、家族の理解。体調や何が辛いかなどを理解してもらうことでつわりが軽くなることもあるので、家族と積極的に話し合ってみてくださいね。