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2cmの余白が決める、立体感
nunocoto craftの開発も終盤に入り、最後の微調整です。
そもそもnunocoto craftとは?
ひと言で言うと、【1m×1mの布でつくるベビーグッズ】です。
両手を広げたぐらいの1枚の平たい布から、
赤ちゃん用のスタイ2枚、にぎにぎ2つ、ミニクッション1つ、ミニバッグ1つ、リストラトル1つが出来上がるというもの。
出来上がる、といっても作るのは手に取ってくださった方。
ハサミを入れない限りはずっと、一枚の布です。
どれから作ろうかな、いくつ作ろうかな、ぜんぶ自由です。
好きなときに好きなものから作り始めていただくのがいいな、と思います。
さて、今日はそのにぎにぎについて。
赤ちゃんのにぎにぎは、当たり前ですが、赤ちゃんが持って(にぎって)あそぶおもちゃです。
だから、持ちやすくにぎりやすいサイズ感と、そして、ものとしての可愛らしさにこだわりました。
デザイナーさんに何度もむずかしい注文をしながら、
色やフォルムを追及してきました。
最後まで迷ったのが、イラストの周りの余白をどれぐらいでとるか、ということ。
1m×1mの布にはそれぞれテーマがあって、
まるで一枚の絵のように、テーマに沿った情景・世界観が描かれています。
にぎにぎという役を与えられたのは、主に動物や魚といった生き物ですが、
この子たちがとても自然に絵の一部として存在しているからこそ、
縫いしろとしての余白が多すぎると、絵の中から妙に浮いてしまう。
かといって余白を無くしてしまうと、なじみは良くなるけれど、
実際ににぎにぎとして綿を入れてみたときに、ふっくらとしたふくらみが出しにくい。
それに、もうひとつのnunocoto craftのコンセプト、“誰でも簡単につくれる”というところから少し外れてしまう。。。
試作を重ねつつ、最終的にここだ!と見えたのが、2cmという余白。
手縫いしやすい1cmを悠々と取っても、まだ絵のラインよりも1cm残ることで、
実際に綿と鈴を入れてもきつくなく、ふっくら感がキープできるギリギリのライン。
絵の中にあっても違和感が無い絶妙な2cm。
って自画自賛みたいですが、シンプルに言うと、ちょうどいい。のではないかなーと思います。
にぎにぎやクッションたちに余白を付けて、いよいよテストプリントです。
(↑これはテストプリントのためのテストプリント)
nunocoto第一弾は、3種類のデザインをリリースします。
10月中旬を予定しています!お楽しみに。
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