20152/4

vol.5 木べら

一番手にする道具は、間違いなく木べら。

何せ作るのはカレーなので、たまねぎを炒めるのに木べら。
トマトを入れたらつぶしたいので木べら。
スパイスを入れて練り合わせるのも、スープを足してしゃばくなったルーを混ぜるのもやっぱり木べら。

一人暮らしを始めたて、100円均一で買った木べらが、写真で短い方の木べらです。
ほどなくカレーを作り始めて、洗っても洗ってもスパイスの香りが抜けないので、これで甘いもの作るのもなぁ、、、と思って専用にしたものです。
毎日毎日こればかりを手にし、洗いすぎてそそけてきたのも構わず使い終わったらタワシでがしがし洗って、ケータリングにも一緒に行って、行った先で柄が燃えて吊るせなくなっても、たくさんの混ぜる道具の中から真っ先に手に取るのはかわらなかった。
100円だから買い変えたっていいのに。

一回カレーを作るのに、仕込みを除いても3時間くらいかかったり、湯気でヤケドしたりしても、この後このカレーを食べて喜ぶ人が居ると思って一緒に頑張ってくれた戦友に見立てて頑張った、、、は、ちょっとおおげさか。

きくと、友人知人からも「木べらが一番好き」という回答多し。
やはりこの役立ち具合と木の手に馴染む感じがよかったりするんでしょうか。

もう一本の長いのは、100食を越えるカレーを作るようになって日本橋の百貨店の手仕事展で買い求めたもの。
寸胴一杯のカレーをこの木べらで混ぜると抵抗が凄くてよく手が攣りましたが、柄の先っぽを持って一生懸命混ぜていた頃よりだいぶ楽になりました。
その場にあった道具選びは大事ですね。

kanaki_05_02

多めの油を鍋で熱してクミンシードをぱらっと入れ、パチパチしゅわしゅわ香りがしたら薄切りのたまねぎを入れ、強火のままたまにかき混ぜながら飴色にする。
にんにくとしょうがのすりおろしを少々、香りが出たらコップ半分の水を少しずつ足して乳化させる。
そこに、トマト缶を入れてすりつぶしながら火を入れて、ターメリック、カイエンペッパー、塩、多めのコリアンダーを入れてよく火を通す。
水を足して、ゆでたひよこマメや鶏つくねを加えてガラムマサラを足してできあがり。

これからもあちこちで使っていくんだろうな。
よろしくね。

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「注文の多い道具たち」の一覧

vol.6 生活を彩り記憶する
vol.4 飲み物道具の話
vol.3 パキスタンから来た皿
vol.2 アルミのバット
vol.1 鉄のフライパン
椎名奏木

1981年東京生まれ。2009年より旅するカレー屋スプンフルの屋号でカレー専門ケータリングを開始。老若男女楽しめる南インド風のカレーを、ライブ、イベント会場、撮影現場などで作る。2012年9月より新宿ゴールデン街無銘喫茶にて毎週火曜日のバー営業スタート(2014年9月まで)。11月から新天地にて絶賛奮闘中。

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