201412/4

vol.3 パキスタンから来た皿

ケータリングを始めた頃、モールドのカレー皿と、アスクルのシースルーオレンジのスプーン(現在廃盤。悲しい)を使っていました。

入谷のゲストハウスtoco.さんで、第二土曜日だけ現れるカレーカフェ「2ndSaturday」を始めるにあたり、紙皿じゃ嫌だなと思って探しに探した「カレーの器」。

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数は揃えたい。
すこしいびつな物がいい。
すこし前に阿佐ヶ谷の雑貨屋で購入したホーローのお皿が可愛かったので、それより一回り小さく、深く。
ハンドメイドだけどガンガン使えるような物はないか。

メニューや手順、お店の雰囲気を考え、打ち合わせする傍ら、理恵とあちこちの雑貨屋を手分けしてめぐり、ネットで見つけたものを幾つかサンプル購入してあーでもないこーでもないと決めかね、若干諦めかけた頃、熊本の雑貨屋さんのネットショップに、理想のままの器を見つけました。

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深さよし、大きさよし。

最初に見たときは自分の妄想がついに形になった! と錯覚するほど理想的でした。
パキスタンでハンドメイドで作られたホーローのお皿はムラっけがあってとても可愛い。
これだ! とまとめて購入して以来、公私に渡り、料理皿、取り皿、物入れに大活躍。

しかし、どうやってパキスタンから来たの? 誰が見初めて連れて来てくれたんだろう。
きっと同じように生活に溶け込んでるのでしょうが、パキスタンという背景でどう使われてるのも、ちょっと様子が知りたいところです。

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ホーローは

•直火オッケー
•オーブンオーケー
•ガラスなので匂い付かず洗うのもラク
•軽い
•電子レンジ不可(温まらない)
•ガラス質なので落とすと欠ける

という特徴があります。
ちなみにカレーを入れるとかなり熱いのは難点ですが。。

toco.で16カ月、その後の無銘喫茶では毎週火曜日の2年間、しっかり働いてくれました。
「この器でカレーを食べるのが懐かしい」と思われるお客様もいるかもしれません。

自宅ではオーブンウエアとして使える点がとても便利でした。
陶器のオーブンウエア、素敵ですが重たいんですよね。
熱いオーブン仕事で重たくてうっかり手を滑らせ、、、という人は居ないかもしれないけど、その危機感は腰を重くする気がします。
洗うのも重たいしね。

器にバターを塗って、細切りにしてみずにさらしたじゃがいもを入れ、アンチョビと炒めたたまねぎの上に塩胡椒してまたじゃがいもを載せる。牛乳と生クリームを合わせて煮立たせたものを静かに8分くらい注いでホイルをしてオーブンで30分(もしくは直火でグツグツ)。じゃがいもが柔らかくなったらすりおろしたグリエールチーズとパン粉をちらして15分焼いたらヤンソンの誘惑のできあがり。
お坊さんのヤンソンさんがあまりにおいしそうで修行中なのに食べちゃったポテトグラタン。
この逸話とともにクリスマスとか、家族が揃う冬の日に母がよく作ってくれた思い出深い料理です。

いやはや、オーブン料理はワクワクしますねぇ。
冬をじゅうぶんに満喫してる気分になります。

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オーブンの中を覗き込みながらぱちり。

使い終わったら洗って重ねてさすがにずっしりくるお皿を棚におさめて本日も終了。

おつかれさま。

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「注文の多い道具たち」の一覧

vol.6 生活を彩り記憶する
vol.5 木べら
vol.4 飲み物道具の話
vol.2 アルミのバット
vol.1 鉄のフライパン
椎名奏木

1981年東京生まれ。2009年より旅するカレー屋スプンフルの屋号でカレー専門ケータリングを開始。老若男女楽しめる南インド風のカレーを、ライブ、イベント会場、撮影現場などで作る。2012年9月より新宿ゴールデン街無銘喫茶にて毎週火曜日のバー営業スタート(2014年9月まで)。11月から新天地にて絶賛奮闘中。

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