そろそろ梅しごと。梅サワー・梅酒・赤しそジュースのつくり方
みなさん、こんにちは!
5月に入り、夏日と言われる最高気温25度を超す日もちょっとずつ出てきましたね!
もう少しすると梅雨入りの季節・・・
洗濯物も乾かないし、ジメジメするし。
でも私にとっての6月は待ち遠しい季節なんです!
大好きなジュース類を仕込む季節だから!!
毎年の恒例行事の梅しごと。
梅しごとって言葉はなんだか照れくさくて苦手なのですが、
この6月の保存食仕込みを一言で表すにはやっぱり梅しごとが一番しっくりくる気がします。
鬱陶しいと言われがちな雨が続くこの時期も
季節の恵みを味方につけて楽しんじゃいましょう!!
梅サワーの作り方
ますは季節の走りの青梅を使った梅サワーのご紹介!!
綺麗に下処理をしたら氷砂糖と一緒に瓶に入れるだけなので、とっても簡単です!
我が家では子供たちが作ってくれますよ!
何年も毎年作るうちに失敗もしたり
作り方をちょっとづつ変えてみたりして
私なりに掴んだコツや美味しかったレシピを紹介しますね!
【材料】
・青梅…1キロ
・氷砂糖…1キロ
・酢…100cc
1.下処理の仕方(梅を洗う~なり口を取る)
梅を傷付けないように水で洗って、清潔な布巾またはペーパーで水分をしっかり取る。
水分が残っていると傷みやすく、カビの原因になるのでしっかり拭き取りましょう!
そして、竹串などで梅のヘタの部分についている「なり口」の部分も取り除きます。
これも残っていると雑菌などが入り失敗の原因に。
傷をつけないように優しく取ります。
私は右手に竹串、左手に布巾をもって
拭き取りながらなり口を取る作業をしますよ。
しっかり乾燥させるためにこのまま1時間ほど放置。
2.瓶の消毒
漬け込む瓶もしっかり消毒して殺菌します。
よくある果実酒用などの厚手の瓶なら、熱湯を回しかけて熱湯消毒。そのあとしっかり乾燥させます。
温度差でガラスが割れないように注意しましょう。冷たい水をかけたりしないようにね!
または、下記のようにホワイトリカーなどで内側を濡らして拭く方法も。
中をまんべんなくホワイトリカーで濡らして余分は捨てて、しばらく置いておきます。
アルコールはすぐ揮発してしまうので、子供が飲むジュースでもこの程度なら大丈夫です!
アルコールは拭き取らないでください。
そうそう、ふたの方も消毒をお忘れなく!!
3.漬け込み
青梅1キロと氷砂糖を交互に瓶に入れていきます。
ポイントは一番上が氷砂糖になること。そのために氷砂糖は多めに残しておきます。
最後にお酢を100cc入れてフタをしたら・・・
あとは待つだけ!!
1日に2~3回、瓶を回すように揺らして砂糖が溶けやすいように動かします。
3週間後には梅のエキスがしっかり出てこんな状態になります!
しわしわになった梅を取り出したら、お好みの濃さに薄めて
梅サワーを召し上がれ~!
ジリジリと暑い日によく冷やした一杯の梅サワー。最高ですよ!
夏バテ防止に、何より美味しいのが嬉しいです!
梅とお砂糖だけだとアルコール発酵してしまって
ぶくぶくと泡が出ることがあるので、発酵を止める意味と味も少し酸味が入ると締まるので、ここでは少しの酢を足しています。
先に梅を凍らせてから漬け込んだり、梅に穴をあけておくと早く水分が上がってくるので、そんな作り方も試したことがありますが
飲み比べるとそうやって早く抽出したものは若干渋みが出てしまいます。
そのままの梅を入れて、ゆっくりじんわりエキスが出るのも待った方が
美味しい梅サワーができますよ!
梅酒の作り方
そして梅酒もほぼ同じ作り方です。
材料・手順は一緒で、最後に足すお酢をホワイトリカー1.8リットルに置き換えて作ります。
ただしこちらは飲めるようになるのは半年後くらいから。
待つ楽しみができますね~!
梅酒も最初は梅サワーと同じくらいの薄い色ですが
寝かせてくとだんだん熟成されて琥珀色になってきます。
こちらは我が家の3年ものの梅酒。
いい色しているでしょう~!!
私は梅酒を100%のグレープフルーツジュースで割ったものが好きです。
梅酒の甘さとグレープフルーツの苦味がとてもいい相性です。
赤しそジュースの作り方
梅酒は大人のお楽しみですが、もう一つ6月でないと作れないジュースがあります。
これも毎年何キロも作っている赤しそジュースです。
この綺麗な赤が大好きで、これを見たくて毎年頑張ります!
赤しそはいろんな嬉しい効用も多くて
アレルギー予防、血液サラサラ効果、腸製効果、風邪予防、ダイエット効果、美肌効果などなど・・・
一緒に入れる酢もみなさんご存知の健康に良い効果がたくさん!
特に疲労回復効果は有名です。
みなさんいろんな赤しそジュースを作られる中、
私が教わったこのレシピは、ちょっと手間と時間がかかるレシピだと思います。
でも、長く煮出して、しその薬効成分をしっかり取り出せば、殺菌・防腐もできます。
また酢の尖った感じの酸味も、長く煮る為にまろやかで飲みやすくなります。
少し手間がかかっても、この作り方が一番美味しい!と思っています。
こちらも是非作ってみてください。
【材料】※できあがり約2,100cc分
・赤しそ…1パック(約300g)
・砂糖…900グラム
・酢1.5カップ(300cc)
・水9カップ(1,800cc)
・消毒用にホワイトリカーを少々
※お鍋は必ずホーローもしくはステンレスのものを使ってください
1.赤しその葉っぱを流水でしっかり洗いながら軸を取り、葉っぱだけにする。
2.分量の水を沸かして葉っぱをいれて強火で煮る。煮立ったら中火にして20分煮る。
3.葉っぱを漉して取り除く。
4.砂糖と酢をいれて強火にかける。煮立ったら中火にして20分煮る。
5.そのまま冷まして冷めたら、ホワイトリカーで消毒した瓶やペットボトルにうつして冷暗所で保存します。
冷たいお水や炭酸水でお好みの濃さに薄めてジュースで飲んでね!
赤紫蘇は野菜売り場で梅と一緒にこんなふうに袋に入って売っています。
しそジュースを作る工程では、葉っぱを洗う作業が一番面倒で時間がかかります。
袋から出すとたくさんになるからね~!
でも砂や、まれに虫などついてるので(…!)ここでしっかり洗って綺麗にしておきましょう。
煮出し始めると、色がお湯に溶け出してどす黒い煮汁になってきますが、ここにお酢を入れると…!
さーっと!この鮮やかな赤色に変わるのです!!
この瞬間もいつもとっても楽しみ!
お子さまがいる方は是非一緒に見せてあげてほしいなぁ!
もうひとつ。この赤しそジュースのおりこうさんなところは常温保存ができるところ!
冷蔵庫の場所を取らないってとっても助かります!
梅サワー同様、清潔でよく乾いた瓶などをホワイトリカー、または酢で消毒したものに保存してくださいね。
ホワイトリカーはアルコール度数35度くらいのものが安心です。
さて今回は飲み物を3種類ご紹介しました。
手づくりすれば添加物の心配も少なく、安心して子どもにも飲ませてあげられます。
3~4歳くらいからでも上手にお手伝いできるので、子供さんがいる方は是非一緒に作るのをオススメします~!!
自分で作ればきっと特別な味になってくれますよ。